目の下の脂肪注入|効果や注意点など美容外科医が徹底解説

2025.11.14

目の下の脂肪注入|効果や注意点など美容外科医が徹底解説

目の下にたるみやクマ・くぼみがあると、顔全体が疲れたような印象になるため、改善したいとお考えの方は多いのではないでしょうか。近年では、そのようなお悩みを解消する美容施術の選択肢として、脂肪注入を取り入れている方が増えています。

しかし、脂肪注入は本当に効果が得られるのか、どのようなリスクがあるのかなど、施術に対して不安を覚えいている方もいらっしゃるでしょう。

今回の記事では、目の下の脂肪注入で得られる効果や、ダウンタイム・注意点について詳しく解説していきます。目の下の脂肪注入をご検討中の方や、若々しい印象を取り戻したい方は、ぜひご一読ください。

目の下の脂肪注入とは

目の下の脂肪注入とは

目の下の脂肪注入とは、自分の脂肪を採取して目の下に注入する美容施術で、クマやたるみ・くぼみなどの改善を目的におこなわれています。

加齢などの原因によって脂肪が減少することにより、目の下のクマやたるみが目立ち始めます。そのような場合、脂肪注入をおこなうことでハリのある若々しい目元を取り戻すことができます。

脂肪注入では、採取した脂肪から不純物を除去し、良質な脂肪細胞だけを濃縮して注入します。この過程により、体内で注入した脂肪が長期的に定着しやすくなるのです。

注入された脂肪は、時間の経過とともに血管と結びついて定着し、自然なボリュームを形成します。また、脂肪に含まれる幹細胞は、成長因子を分泌して肌の再生を促すはたらきがあるため、肌のハリや質感が向上する効果にも期待できます。

目の下の脂肪注入で得られる効果とは

目の下の脂肪注入で得られる効果とは

目の下の脂肪注入をおこなうと、クマやたるみを改善することができます。脂肪注入によって目元をふっくらとさせることで、顔全体が明るくなり、若々しい印象を与えることができます。

また、採取した脂肪のなかには、脂肪細胞だけではなく、組織の再生を促す「幹細胞」が豊富に含まれています。この幹細胞のはたらきによって、コラーゲンの生成が促進されたり、周辺組織の血流が改善したりする効果にも期待できるのです。

脂肪注入は、目の下の影が改善されることはもちろん、肌のハリや弾力を取り戻すことができ、より健康的で美しい目元をめざすことができる施術です。

目の下の脂肪注入をおこなうメリット

目の下の脂肪注入をおこなうメリット

ここからは、目の下の脂肪注入をおこなうメリットについて紹介していきます。

目の下の凹みやクマを改善できる

目の下の脂肪注入では、凹みやクマなどの悩みを改善することができます。注入した脂肪が目元の皮膚を支える土台となることで、目の下にできた凹みが改善され、目元のハリを取り戻すことができます。

特に、黒クマは、凹みとでっぱり(目袋)の段差によって影が目立ちやすいため、脂肪注入が有効です。

自然な仕上がりに期待できる

脂肪注入の施術では、自分の身体から採取した脂肪を注入するため、ナチュラルな仕上がりに期待できます。

また、皮膚とのなじみがよく、見た目や触ったときの感触に違和感が生じにくいこともメリットです。表情筋の動きを妨げることもないため、不自然な表情になるリスクも抑えられます。

アレルギーのリスクを抑えられる

脂肪注入は、アレルギー反応のリスクが低いことも特徴です。体内に異物を入れるわけではないため、免疫細胞が注入した脂肪を排除しようとする可能性が低いからです。

脂肪注入は、ヒアルロン酸のアレルギーがある方や、異物にたいする抵抗感がある方にとって受けやすい施術のひとつとといえるでしょう。

半永久的な効果に期待できる

注入した脂肪はヒアルロン酸のように吸収されることはなく、一度定着すれば半永久的な効果に期待できます。

なぜなら、脂肪を注入後、一部の脂肪は3か月~6か月ほどかけて徐々に体内に吸収されますが、定着した脂肪は身体の組織として残り続けるからです。一般的に、注入した脂肪の定着率は約50%~70%といわれています。

脂肪注入は、「メンテナンスの手間を省きたい」「美しさを長くキープしたい」という方におすすめの施術です。

目の下の脂肪注入をおこなうデメリット

目の下の脂肪注入をおこなうデメリット

ここからは、目の下の脂肪注入をおこなうデメリットについて紹介していきます。

脂肪を注入し過ぎると失敗のリスクが高まる

脂肪注入では、脂肪を注入し過ぎると失敗するリスクが高まります。目元のボリュームが出過ぎて見た目に影響を与えるだけではなく、表情が不自然になったり、動かしにくさを感じたりすることもあります。

目の下のクマや凹みは、脂肪の注入量が多ければ改善されるわけではなく、その人の状態に合った適切な量の脂肪を注入することが求められます。

また、技術力が低い医師が施術をおこなうと、仕上がりが不自然になるリスクがあります。そのため、脂肪注入の知識や経験が豊富な医師を選ぶことが大切です。

脂肪の定着率には個人差がある

脂肪注入は、注入した脂肪が完全に定着するまでに3〜6か月ほどかかることが一般的です。注入された脂肪のすべてが残るわけではなく、定着しなかった脂肪(注入した脂肪の約30~50%)はそのまま自然に吸収されていきます。

一度定着した脂肪は半永久的に残りますが、定着率には個人差があるため、仕上がりに差がでやすいとされています。定着率が低い場合は、期待していたとおりの効果が得られない可能性があることも認識しておきましょう。

脂肪吸引で身体に負担がかかる場合がある

顔の脂肪注入では、脂肪を注入する前に脂肪吸引をおこなう必要があるため、身体に負担がかかる恐れがあります。

注入前の脂肪吸引施術では、吸引する部位を小さく切開し、カニューレという特殊な細い管を挿入して皮下脂肪を吸引します。施術後は、痛み・腫れ・内出血などのダウンタイムが数週間続くことがあるため注意が必要です。

また、痩せ型の方は施術に必要な量の脂肪を採取できない可能性があるため、希望どおりの仕上がりを実現できないことがあります。

目の下の脂肪注入の施術の流れ

目の下の脂肪注入の施術の流れ

目の下の脂肪注入の施術の流れはクリニックにより異なりますが、おおむね以下のとおりです。

  1. カウンセリング・診察を受ける
  2. 局所麻酔または静脈麻酔をおこなう
  3. 腹部や太ももなどから脂肪を採取する
  4. 脂肪の加工・精製をおこなう
  5. 目の下に脂肪を注入する
  6. 術後確認・帰宅

目の下の脂肪注入の施術は、脂肪を採取してから注入するまで、約1時間程度で完了します。また、局所麻酔あるいは静脈麻酔がおこなわれるため、施術中の痛みはほとんどなく、日帰りが可能です。

目の下の脂肪注入のダウンタイムと経過

目の下の脂肪注入のダウンタイムと経過

ここからは、目の下の脂肪注入のダウンタイムと経過について紹介していきます。

内出血

目の下の脂肪注入の施術後は、目元の内出血や腫れが3日間ほど目立つことがあります。赤みや紫色を帯びた内出血があらわれることが多く、施術後2~3日目でピークを迎えます。

施術後4日ほど経つと、内出血・腫れともに徐々に落ち着いていくことがほとんどです。そして、施術から1~2週間が経過すると内出血・腫れともにほぼ消失し、元どおりの肌の色に近づきます。

痛み

目の下の脂肪注入では、麻酔をするため施術中に痛みを感じることはありませんが、施術後に痛みを感じる可能性があります。

施術後は、保冷剤で24〜48時間ほど冷やすと腫れや痛みを軽減することができます。また、クリニックで処方された痛み止めや抗炎症薬を服用すれば、痛みを抑えることが可能です。

腫れ・むくみ

施術後に、腫れ・むくみが生じる可能性もあります。腫れのピークは2〜3日目で、赤みや内出血が生じることもあります。その後は1〜2週間ほどかけて徐々に落ち着いていき、メイクでカバーできる程度まで回復します。

目の下の脂肪注入の費用相場

目の下の脂肪注入の費用相場

目の下の脂肪注入の費用相場は、10万円から50万円程度です。施術のほかに、初回の診察やカウンセリング・局所麻酔・静脈麻酔などの費用が追加でかかることもあります。

また、クリニックの知名度や立地・医師の技術・施術内容によって費用が異なります。施術内容でいえば、どの範囲に注入するか、採取した脂肪をどのように加工するかなどによって、費用が変動します。

脂肪注入の施術を受ける際は、費用の安さだけで判断せず、信頼できるクリニックであるかどうかを基準に選ぶことが大切です。

目の下の脂肪注入ならZ Clinicがおすすめ

目の下の脂肪注入ならZ Clinicがおすすめ

Z Clinicでは、脂肪注入術(自己脂肪採取+移植術)により、目の下にできたシワやたるみを改善することができます。施術時間は約10~30分と短いですが、半永久的な効果に期待でき、施術後の傷跡もほとんど目立ちません。

また、当クリニックでは、「MAFT-Gun(マフトガン)」という精密脂肪注入機器を導入しています。1/60~1/240ml単位の、非常に少量の脂肪を正確に注入することができるため、定着率の高さと、ナチュラルな仕上がりに期待できます。

Z Clinicでは施術前のていねいなカウンセリングを実施しており、お客様のご希望をお伺いしたうえで最適な施術を提案いたします。目の下のシワやたるみにお悩みの方は、ぜひ一度Z Clinicにご相談ください。

>>Z Clinicの「脂肪注入術」について詳しくはこちらから

目の下の脂肪注入に関するよくある質問

目の下の脂肪注入に関するよくある質問

ここからは、目の下の脂肪注入についてよくある質問に回答していきます。

目の下の脂肪注入は何年くらい持続しますか?

目の下の脂肪注入は、脂肪が定着すれば半永久的な効果が期待できますが、加齢や体重増減の影響を受けることもあります。注入した脂肪は身体の一部として機能するため、加齢による身体の変化や生活習慣がそのまま反映されるためです。

体重が増加すると、注入した脂肪も膨らみ、注入部位が目立ってしまうことがあります。逆に、体重が減少すると脂肪も減少し、目元が凹んでしまうことがあります。

目の下のクマ取りは脂肪注入したほうがいいですか?

目の下のクマ取りは、クマの種類や目の下の凹みの有無によって、脂肪注入をしたほうがよいかを判断することができます。目の下に凹みがあるときは、脂肪注入をすることでよりナチュラルで若々しい仕上がりになることがあります。

また、以下のような特徴がある方は、脂肪注入が適しているとされています。

  • クマ取りの施術後に凹みがでそうな人
  • 目の下の皮膚が薄く、たるみが目立つ人

クマ取りの施術において、目の下の脂肪を除去するだけでは凹みや影がかえって目立つことがあります。特に、「黒クマ」や「凹みクマ」がある方は、脂肪注入によってボリュームを足すことで滑らかな状態に近づけることが可能です。

また、脂肪の除去によって皮膚が余ってしまい、たるみが目立ってしまうこともあります。そのような場合は、脂肪注入の施術を併用して目元にハリをだすことにより、若々しい印象に整えることができます。

目の下の脂肪注入とヒアルロン酸はどちらがおすすめですか?

目の下の脂肪注入とヒアルロン酸は特徴や効果が異なるため、自分に合った施術を選ぶことがポイントです。

脂肪注入は、目の下のたるみ・シワの改善や、目の下に凹みがあるタイプの黒クマに効果が期待できます。また、自分の身体の脂肪を注入するため、半永久的に効果が持続することがメリットです。

一方、ヒアルロン酸注入は、目の下のクマや凹みの改善、突出した眼窩脂肪によるたるみの改善に効果的です。皮膚を切開しないため、ダウンタイムを避けたい方におすすめです。

目の下に注入した脂肪の定着率はどれくらいですか?

目の下に注入した脂肪の定着率は、一般的に約50%~70%程度とされています。ただし、施術方法や個人の体質・施術後のケアなどにより定着率は変わってきます。

脂肪注入では、体内で血液供給を得られた脂肪細胞が定着しやすく、長期的に体内に残り続けます。しかし、血液供給を得られなかった脂肪細胞は吸収・排出され、最後に消失してしまいます。

脂肪の定着率を上げるためには、バランスのよい食事を摂取する・禁煙をおこなう・過度なマッサージや圧迫を避けるなど、施術後のケアを怠らないことが大切です。

目の下の脂肪注入でしこりはできますか?

目の下の脂肪注入によって、しこりができる可能性はあります。しこりができる原因として、おもに以下のような点が挙げられます。

  • 脂肪の注入量が多すぎる
  • 脂肪が壊死してしまっている
  • 脂肪に不純物が混入している
  • 医師の技術が不足している

軽度のしこりであれば、体内に吸収されることで改善することがあります。しかし、時間が経っても硬さが変わらないときや、症状が悪化してしまったときは、脂肪壊死や感染症になっている恐れがあるため医療機関での診察が必要です。

まとめ

目の下の脂肪注入の効果や注意点まとめ

今回の記事では、目の下の脂肪注入について詳しく解説してきました。

目の下の脂肪注入では、凹みやクマ・たるみを改善し、顔全体を若々しい印象に整えることができます。自分の脂肪を使用するため自然な仕上がりに期待でき、アレルギーのリスクを抑えられることもメリットです。

ただし、技術力が低い医師が施術をおこなうと、見た目が不自然な仕上がりになってしまうリスクが上がります。脂肪注入は、医師の技術力に左右されやすいため、施術の経験が豊富な医師を選ぶことが重要です。

目の下の脂肪注入を検討している方は、失敗のリスクを避けるためにも複数のクリニックでカウンセリングを受け、比較検討するとよいでしょう。この記事を参考に、信頼して施術をうけることのできるクリニックを探してみてください。

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