ゴルゴ線脂肪注入|効果やデメリットなど分かりやすく解説
2026.04.16
頬周りのボリュームが減ったり、肌のハリが低下したりすることで、実年齢以上に見えてしまうゴルゴ線(ゴルゴライン)が目立ちやすくなります。メイクでは隠しきれず、鏡をみるたびに「老けてきた」と悩みを抱えている方も少なくありません。
ゴルゴ線の脂肪注入は、自分の脂肪を使って溝やへこみのある部位にボリュームを与える施術です。本記事では、ゴルゴ線ができる原因や脂肪注入の効果・デメリットまで、わかりやすく解説していきます。
ゴルゴ線を改善して明るく若々しい表情を取り戻したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
ゴルゴ線(ゴルゴライン)とは?

ゴルゴ線は、目頭の下から頬にかけて斜めに伸びる溝やへこみのことを指し、「ミッドチークライン」や「インディアンライン」とも呼ばれています。このゴルゴ線があると、疲れて見えたり、老けて見えたりしてしまいます。
年齢を重ねても目立たない方もいれば、生まれつきゴルゴ線がある方や10代からあらわれる方もおり、個人差が大きいのが特徴です。
特に、頬骨が平べったく脂肪が少ないとゴルゴ線ができやすく、年を重ねるとともに目立つようになるケースが多くみられます。
ゴルゴ線ができる4つの原因

ゴルゴ線が目立つようになる原因はひとつではありません。骨格や加齢による変化、日常生活の習慣などが複合的に関わっています。原因を理解しておくことは、改善のための適切な施術を選ぶ助けとなるでしょう。
ここでは、ゴルゴ線ができる4つの原因について詳しくみていきます。
生まれつき
なかには、ゴルゴ線が生まれつきあるという方もいらっしゃいます。骨格の場合は遺伝する可能性が高いため、親にゴルゴ線があると子どもにもあらわれやすいといわれています。
若い頃からゴルゴ線がある方は、年齢とともに深くなったり、影が濃くなったりして目立ってくることも少なくありません。こうしたケースでは、美容医療による改善が効果的です。
皮下脂肪の減少
肌の下にある脂肪が年齢を重ねるにつれて少なくなると、ゴルゴ線が目立つようになります。皮下脂肪が減ると肌を持ち上げる力が弱くなり、たるみとしてあらわれます。
頬の上部や目の下の脂肪は年齢とともに減少しやすく、骨と皮膚の間に空間ができることで、溝が深く見えるようになるのです。ダイエットや体調不良で急激に体重が減少した場合にも、顔の脂肪が落ちてゴルゴ線が目立つことがあります。
表情筋の衰え
顔の筋肉を意識して動かしていないと、表情筋が衰えやすくなります。筋肉が衰えると頬や目元を支える靭帯と筋肉の間にくぼみができ、ゴルゴ線ができる原因となります。
日常生活で笑う機会が少ないと、表情筋の働きが鈍くなるので注意しましょう。
ハリや弾力の低下
肌にハリや弾力が不足してくると、ゴルゴ線ができやすくなります。肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンなどの成分は、紫外線による刺激や加齢が原因で減少していきます。
肌の乾燥や紫外線による刺激はスキンケアで予防できますが、加齢によるハリや弾力の低下を防ぐのは難しく、その結果、ゴルゴ線がはっきりとあらわれるようになってしまいます。
ゴルゴ線の脂肪注入とは?

ゴルゴ線の脂肪注入は、自分の脂肪を使って溝やへこみのボリュームを補う施術です。注入された脂肪が定着すれば、自己細胞として半永久的に注入した部位に残ります。
ここでは、脂肪注入が効果的な理由と施術の流れについて説明していきます。
ゴルゴ線の脂肪注入が効果的な理由
頬のたるみが生じている部位に脂肪を注入すると、内側からボリュームが加わることでゴルゴ線が目立ちにくくなります。さらに、頬のボリュームアップによるリフトアップ効果も期待できるため、顔全体の印象が若々しくなります。
ゴルゴ線の解消とリフトアップ効果により、明るく健康的な顔立ちを手に入れられる点が魅力です。自分の脂肪を使うため異物反応のリスクも少なく、安心して施術を受けられるでしょう。
ゴルゴ線の脂肪注入施術の流れ
ゴルゴ線へ注入する脂肪は、太ももや下腹部・臀部・二の腕などから採取します。採取した脂肪細胞は遠心分離器にかけて不純物を除去し、純度の高い脂肪細胞のみをゴルゴ線に周囲に注入するというのが施術の流れです。
注入には細いカニューレを使用し、脂肪を均等に分散させながらおこなうことで、自然な仕上がりが実現できます。施術時間は、採取から注入まで含めて1時間程度が目安です。
Z Clinicでは、脂肪注入に「マフトガン(精密脂肪注入機器)」を導入しています。このマフトガンは、1/60cc~1/240ccという非常に小さな単位で脂肪を正確に注入することができます。そのため、定着率の向上やしこりのリスク軽減に期待できるだけではなく、繊細なデザインにもより柔軟に対応が可能です。
当クリニックの公式YouTubeチャンネルでは、院長である江連医師がマフトガンについて解説する動画を配信しております。ご興味のある方は、ぜひご視聴ください。
ゴルゴ線脂肪注入のメリット

ゴルゴ線の脂肪注入には、ほかの施術にはないさまざまなメリットがあります。ここでは、脂肪注入のメリットを紹介していきます。
自然な仕上がりが期待できる
ゴルゴ線への脂肪注入では自分の脂肪を注入するため、異物感のない自然な仕上がりが期待できます。そのため、周囲に気づかれずに若々しい印象をつくることが可能です。
脂肪は柔らかくなじみやすいため、表情を動かしたときにも違和感がありません。顔全体のバランスを考慮して注入量を調整できるため、希望に合わせた仕上がりを実現できるでしょう。
定着すれば半永久的に効果が続く
注入した脂肪は定着すると自己細胞となり、そのまま顔の組織として残り続けます。そのため、一度の施術でも効果が実感でき、半永久的にその効果を維持できるとされています。
また、ヒアルロン酸のように注入を繰り返す必要がなく、何度も施術を受けなくてよい点もメリットです。通院の手間や費用を抑えられるため、長期的に考えるとコストパフォーマンスに優れた施術だといえるでしょう。
アレルギーのリスクが低い
脂肪注入はアレルギーのリスクが低い施術です。ヒアルロン酸や添加物を含む注入剤とは異なり、自分の脂肪を使用するためです。
異物を体内に入れることに抵抗がある方や、アレルギー体質の方でも安心して施術をうけることができます。
ゴルゴ線脂肪注入のデメリットや注意点

ゴルゴ線の脂肪注入には多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。施術を受ける前にデメリットも理解しておくことで、過度な不安を抱えずに施術を受けられるでしょう。
ここでは、脂肪注入のデメリットや注意点について詳しく解説していきます。
脂肪の定着率には個人差がある
注入した脂肪はすべて定着するわけではなく一般的に定着率は約50〜70%程度だといわれています。粒子の大きな脂肪を注入すると壊死のリスクがあるため、できるだけ小さな粒子の脂肪を細かく分散して注入する技術が必要とされます。
定着率は体質や生活習慣、施術後のケアによっても変わってきます。喫煙や過度な飲酒は血流を悪化させ、定着率を下げる要因となるので注意しましょう。期待する効果を得るには、施術後の過ごし方について医師の指示を守ることが大切です。
また、脂肪注入は医師の技術力や経験によっても定着率が大きく左右されるため、実績のあるクリニックを選ぶことが重要です。
左右差が出る可能性がある
施術後に左右の仕上がりに差が出て、片側だけが膨らんで見えたり、ゴルゴ線が片側だけ薄く残ってしまったりすることがあります。これは、注入する脂肪の量やカニューレの挿入角度などが原因です。
人間の顔は左右対称ではありませんが、注入量の調整ミスによって差が目立つと不自然な印象を与えてしまいます。経験豊富な医師であれば、骨格や脂肪のつき方を考慮した施術ができるでしょう。
しこりや凹凸ができるリスクがある
ゴルゴ線への脂肪注入後に、しこりや凹凸ができるケースがあります。これらは、脂肪が均一に注入されず、塊になって定着してしまった場合にあらわれる症状です。
しこりができた場合、薬剤を用いた修正や再手術が必要になることもあります。脂肪注入の修正にはより高い技術が求められるため、より慎重に医師やクリニックを選ばなければならないでしょう。
ゴルゴ線脂肪注入のダウンタイム

ゴルゴ線の脂肪注入では、脂肪を吸引する部位と注入する部位の両方にダウンタイムが発生します。
各部位で症状の程度や回復までの期間が異なるため、仕事や家庭の予定などを調整する際にしっかり理解しておくことが大切です。
ここでは、脂肪吸引部位と注入部位に分けて、ダウンタイムの期間や症状を説明していきます。
脂肪吸引部位のダウンタイム
脂肪を採取する太ももや下腹部・臀部などでは、内出血・腫れ・むくみなどの症状があらわれます。ダウンタイムの各症状の回復期間の目安は、おおむね以下のとおりです。
| 症状 | 回復までの目安期間 |
|---|---|
| 痛み | 1週間程度 |
| 内出血・腫れ | 1〜2週間程度 |
| むくみ | 1か月程度 |
脂肪吸引部位は衣服で隠れる場所が多いため、日常生活への影響は比較的少ないといえます。
ただし、吸引量が多い場合や体質によっては内出血が広がったり、むくみが長引いたりすることがあります。術後は医師の指示に従い安静に過ごしましょう。
ゴルゴ線の脂肪注入部位のダウンタイム
ゴルゴ線の脂肪注入部位のダウンタイムは、吸引部位と比べて比較的軽い傾向にあります。ダウンタイムには個人差があるため、回復までの期間はあくまでも目安としてください。
| 症状 | 回復までの目安期間 |
|---|---|
| 痛み | 2〜3日程度 |
| 腫れ | 1週間程度 |
| 内出血 | 1〜2週間程度 |
| むくみ | 1か月程度 |
顔の腫れや内出血は目立ちやすいため、気になる方はマスクやメガネでカバーするとよいでしょう。腫れが落ち着いてくると、自然な仕上がりが実感できるようになります。
ゴルゴ線脂肪注入の料金相場

ゴルゴ線の脂肪注入にかかる費用は、20〜50万円程度が相場です。クリニックによって、脂肪の採取作成料・麻酔代などがオプションとして設定されていることがあるため、必ず事前にトータルの料金を確認しておきましょう。
また、注入する脂肪の量が多かったり、複数回に分けて施術をおこなったりする場合、追加料金が発生するケースもあります。クリニック選びの際は、料金の内訳や追加費用の有無を確認し、納得したうえで施術を受けるようにしてください。
ゴルゴ線脂肪注入で失敗しないクリニックの選び方

ゴルゴ線の脂肪注入は、医師の技術力によって仕上がりが左右される施術です。後悔しないためにも、クリニックは慎重に選びましょう。
ここでは、安心して施術を任せられるクリニックの選び方のポイントを3つご紹介します。
脂肪注入の症例写真が豊富か
クリニックを選ぶ際は、まず公式サイトやSNSで過去の症例写真をチェックしてみてください。ゴルゴ線・目の下・頬など「顔の脂肪注入」に特化した症例写真が多いほど、仕上がりの傾向がわかりやすくなります。
また、施術直後・1か月・3か月などの経過写真が掲載されていれば、施術後の変化が確認できます。症例写真が豊富なクリニックは、それだけ施術経験が多く技術力が高い証拠といえるでしょう。
医師の専門分野や経歴はどうか
脂肪注入の仕上がりは医師の技術力が大きく影響するため、得意とする施術や経歴を確認しておきましょう。顔の脂肪注入や目元の若返り治療を得意とする医師であれば、繊細な調整が期待できます。
さらに、学会発表・論文執筆など、医師の実績も判断材料のひとつです。経験豊富な医師であれば、左右差やしこりのリスクを抑えながら、より自然な仕上がりを実現できるでしょう。
カウンセリングで十分な説明があるか
カウンセリングでは、脂肪の定着率やダウンタイムなどについて、メリットデメリットも含めきちんと説明してくれるかを確認しましょう。
顔立ちや悩みに合わせて、脂肪の注入量や部位、施術の向き不向きを踏まえた提案をしてくれるクリニックを選ぶことが大切です。また、不安な点や疑問をしっかりと聞いてくれる姿勢があるかどうかも重要なポイントです。
脂肪注入以外でゴルゴ線を改善する方法

脂肪注入以外にも、ゴルゴ線を解消する美容施術はあります。どの施術にもそれぞれメリットやデメリットがあるため、自分の悩みや希望に合った方法を選ぶとよいでしょう。
ここでは、脂肪注入以外でゴルゴ線を改善する3つの代表的な治療方法について解説していきます。脂肪注入だけではなく、ほかの施術とも比較したいという方はぜひ参考にしてください。
ヒアルロン酸注入
ゴルゴ線の溝やへこんだ部分にヒアルロン酸を注入すると、皮膚を内側から押し上げて目立たなくすることできます。施術時間は15分程度と短く、効果を早く実感できる点がメリットです。ダウンタイムも軽いため、日常生活への影響を抑えることができます。
ただし、ヒアルロン酸は体内で自然に吸収されるため、効果を維持するためには定期的な治療が必要です。効果が持続する6か月〜1年ごとに注入を繰り返すことで、若々しい印象を保つことができます。初めて美容施術を受ける方や、ダウンタイムを気にせず手軽に試してみたいという方におすすめの施術です。
PRP再生治療
PRP再生治療は、自分の血液から抽出した血小板を濃縮した「多血小板血漿(PRP)」の自己治癒力を利用して、肌のエイジングケアをおこなう再生医療です。PRPをゴルゴ線に注入すると、シワやたるみ改善が期待できます。
自己血液を使用するためアレルギーのリスクが低く、安全性の高い施術です。即効性はありませんが効果は徐々にあらわれ、数か月かけて肌の質感が向上していきます。そのため、美容施術を受けたことを知られたくない方でも受けやすい施術だといえるでしょう。
切開ハムラ法
切開ハムラ法では、膨らんだ眼窩脂肪をゴルゴ線の溝やへこんでいる部位に移動させ、固定ることで症状を改善します。切開をともなう施術のためダウンタイムは長めですが、余分な皮膚も取り除くことができるため、目の下のたるみも同時に解消することができます。
ゴルゴ線が軽度の場合は、まぶたの裏側から脂肪を移動させる裏ハムラ法が適応となる場合もあります。裏ハムラ法は傷跡が目立ちにくく回復も早いため、症状の軽い方には有効な選択肢となるでしょう。
中顔面リフト
ゴルゴ線の生じている原因が「メーラーファット(頬の上部にある脂肪)」の下垂である場合は、中顔面リフトをおこなうことで改善が見込めます。
中顔面リフトでは、下まぶたのキワまたは結膜を切開し、メーラーファットや周囲の軟部組織を引き上げて固定をします。頬のたるみやほうれい線も解消されるため、目の下から頬までがなめらかに整い、若々しい印象を取り戻すことができます。また、ヒアルロン酸などの注入では補いきれない根本的なたるみにアプローチできる点も大きなメリットです。
ゴルゴ線脂肪注入についてよくある質問

最後に、ゴルゴ線の脂肪注入についてよくある質問にお答えしていきます。
ゴルゴ線の効果的な消し方は?
ゴルゴ線を効果的に改善するためには、脂肪注入やヒアルロン酸注入などの美容医療が有効です。
脂肪注入は一度定着すれば長期間効果が続くため、繰り返し施術を受けたくない方に適しています。ヒアルロン酸注入はダウンタイムが短く、美容医療が初めての方でも受けやすい施術です。
また、日常的なスキンケアや表情筋のトレーニングもゴルゴ線の予防に役立ちます。ただし、深く刻まれたゴルゴ線をセルフケアだけで消すのは難しいため、専門の治療を検討するとよいでしょう。
顔への脂肪注入で後悔する原因は?
顔への脂肪注入で後悔する原因は、仕上がりの不自然さ・左右差・しこりの発生などです。
脂肪の注入量が多すぎたり、均等に注入されなかったりすると、不自然な膨らみや左右のバランスの乱れが生じます。また、経験の少ない医師が施術をおこなうと、脂肪が塊になって定着し、しこりができるリスクが高まります。
症例実績が豊富で技術力のある医師を選び、カウンセリングでは十分に相談することが大切です。
ゴルゴラインの脂肪注入で失敗することはある?
ゴルゴ線の脂肪注入では、医師の技術・経験不足により失敗するケースがみられます。たとえば、左右差やしこりができる、希望したボリュームが出ないなどのトラブルが挙げられます。
失敗を避けるためにも、カウンセリングで施術のリスクや効果をていねいに説明してくれるクリニックを選びましょう。また、症例写真を確認し、理想に近い仕上がりを実現できるかどうかを見極めることも重要です。
ゴルゴ線への脂肪注入は永久的?
ゴルゴ線への脂肪注入では、一度定着した脂肪は自己細胞となるため、半永久的に効果が続くとされています。
ただし、注入した脂肪のすべてが定着するわけではありません。また、年を重ねるごとに顔全体の脂肪が減少すると、注入した部分も影響を受ける可能性があります。
完全に永久的とはいえませんが、長期的に効果が持続する施術だといえるでしょう。
まとめ

ゴルゴ線は、加齢・骨格・皮下脂肪の減少など、さまざまな原因で目立つようになります。脂肪注入は、自分の脂肪を使用することで自然な仕上がりが期待でき、脂肪が定着すれば長期的に効果を維持できる施術です。
一方で、定着率に個人差があることや、左右差やしこりが生じるリスクについても理解しておく必要があります。失敗を防ぐには、経験豊富な医師がいるクリニックを選び、カウンセリングで不安を解消しておくことが大切です。
Z Clinicでは一人ひとりのお悩みにていねいに寄り添い、お客様にとって最適な治療をご提案しています。脂肪注入をはじめ、切開ハムラやPRP再生治療など、ゴルゴ線を改善する治療も各種取り揃えております。
また、ゴルゴ線だけではなく、シワ・たるみなどのエイジング症状にも幅広く対応しておりますので、ぜひお気軽にZ Clinicまでご相談ください。