顔(頬・顎下)の脂肪吸引とは?デメリットや相場など徹底解説

2025.02.10

顔(頬・顎下)の脂肪吸引とは?デメリットや相場など徹底解説

鏡を見ているとき、ふとした瞬間にフェイスラインや顎の脂肪が気になることはないでしょうか。脂肪がついているとどうしても顔が大きく見えてしまうため、「顔の脂肪を落としてシャープな印象になりたい」と思っている方もいらっしゃるでしょう。

顔についた脂肪は、運動や食事制限では落としづらく、二重顎やフェイスラインのもたつきを引き起こす原因になります。

しかし、気になる顔の部分の脂肪をピンポイントで吸引することにより、二重顎の改善や顔の部分痩せに期待ができます。

この記事では、顔(頬・顎下)の脂肪吸引について詳しく解説していきます。顔の脂肪でお悩みの方、シャープで若々しい印象になりたい方は、ぜひ記事を参考にしてください。

顔の脂肪吸引とは?

顔の脂肪吸引とは?

脂肪吸引は、カニューレと呼ばれる細い管を使って余分な皮下脂肪を吸引する痩身治療です。脂肪をピンポイントに取り除くことができるため、希望する部位の部分痩せが可能です。脂肪細胞のそのものを除去し、脂肪細胞は再生しないといわれているため、一度脂肪吸引をした部位はリバウンドしにくくなるという特徴もあります。

顔の脂肪吸引では、おもに頬・顎下の脂肪を吸引することで二重顎を解消したり、フェイスラインをスッキリと整えたりする効果が期待できます。

また、耳の裏や顎下からカニューレを挿入して脂肪を吸引するため、傷跡はほとんど目立ちません。ダウンタイムは1〜2週間程度ですが、マスクで隠せる部位なので、長期の休みを取れない方でも受けられる手術です。

顔の脂肪吸引がおすすめな人

顔の脂肪吸引がおすすめな人

顔の脂肪吸引は、以下のような悩みを抱えている方におすすめです。

  • 丸顔や二重アゴが気になる
  • 顔だけ部分痩せしたい

ここでは、それぞれのケースについて詳しく解説していきます。

丸顔や二重アゴが気になる

丸顔の人や二重アゴが気になる方は、顔の脂肪吸引を受けることで悩みを解消できる可能性があります。特に、顔に脂肪がつきやすい体質の方は、脂肪吸引を受けることでフェイスラインがスッキリし、シャープな印象を与えられるでしょう。

二重アゴはダイエットでは改善しにくい部位ですが、脂肪吸引であればピンポイントに脂肪を減らすことができます。

顔だけ部分痩せしたい

顔の脂肪吸引は、顔だけ部分痩せしたい方にもおすすめです。

ダイエットをしても顔だけ痩せない方、体は細いのに顔の脂肪が落ちない方は、脂肪吸引をすることでピンポイントに脂肪を減らすことができます。

なお、顔が痩せない原因が筋肉や骨である場合、脂肪吸引は適していません。

筋肉が原因の場合はエラボトックス、骨が原因の場合は骨切りなど、原因に合わせた施術が必要になります。気になる方はまず医師の診察を受けてみましょう。

シャープな印象になりたい

顔の脂肪吸引をすることにより、シャープな印象のフェイスラインを手に入れることができます。

二重アゴやたるんだフェイスラインは、どこか垢抜けず、野暮ったい印象を与えてしまいがちです。

脂肪吸引で二重アゴを解消し、キュッと引き締まったフェイスラインをつくることで、シャープで若々しく、垢抜けた印象を与えられるでしょう。

顔の脂肪吸引のメリット

顔の脂肪吸引のメリット

ここでは、顔の脂肪吸引のメリットについて解説していきます。

部分痩せが期待できる

ダイエットで全身の脂肪をバランスよく減らすのは困難です。痩せたい部分の脂肪がなかなか落ちなかったり、逆に痩せてほしくない部分が痩せてしまったりした経験がある方も多いでしょう。

なかでも、顔に脂肪がつきやすい体質の方は、ダイエットをしても顔に脂肪が残ってアンバランスな印象を与えてしまうことがあります。

脂肪吸引では脂肪をピンポイントで吸引できるため、顔の部分痩せにも期待できます。

リバウンドしにくくなる

リバウンドしにくくなることも、顔の脂肪吸引のメリットのひとつです。

通常のダイエットでは、大きくなった脂肪細胞を小さくすることでスリムダウンを実現します。そのため、一度ダイエットに成功したとしても、再び脂肪細胞が大きくなるとリバウンドを引き起こしてしまいます。

しかし、脂肪吸引では脂肪細胞そのものを取り除くため、手術部位の脂肪細胞の数が減り再生しないため、リバウンドしにくくなります。

ダイエットが長続きしない方や、リバウンドしやすい方にはとても嬉しいメリットです。

顔の脂肪吸引のデメリット

顔の脂肪吸引のデメリット

ここからは、顔の脂肪吸引のデメリットについて解説していきます。施術を検討している方は、デメリットについてもよく理解しておきましょう。

頬コケやたるみにつながることがある

顔の脂肪吸引の完成度は、医師の技術次第で大きく変わります。

技術不足の医師の手術では、脂肪の取りすぎによる頬コケや、皮膚が余ることによるたるみを引き起こすことがあります。

一度取ってしまった脂肪を再び増やすことは難しく、改善するにはヒアルロン酸注入や脂肪注入での修正が必要です。また、もともとの骨格や筋肉を考慮せずに手術すると、左右差や凹凸などの問題が起こることもあります。

これらのリスクを回避するためには、医師選びがとても重要です。脂肪のつき方や筋肉・骨格の特徴を的確に見極められる、経験豊富な医師のもとで手術を受けましょう。

拘縮などの後遺症リスクがある

医療行為である脂肪吸引には、後遺症リスクがともないます。

顔の脂肪吸引で考えられるリスクには、以下のようなものがあります。

  • 拘縮
  • 血腫
  • 知覚異常
  • 麻酔による合併症
  • 傷跡

拘縮とは、手術部位の皮膚が硬くなったりボコボコしたりすることで、脂肪吸引の後にみられる症状です。さらに、手術部位に血が溜まって血腫ができるリスクも考えられます。

また、まれなケースではありますが、触られている感覚がなくなったり、痺れやピリピリ感を感じたりすることもあります。このような症状は、カニューレが神経を傷つけてしまい、知覚異常が起こることが原因で引き起こされます。

麻酔による合併症としては、血栓症や薬剤へのアレルギー反応などがあります。

これらのリスクをできるだけ回避するために、医師・看護師の指示には必ず従いましょう。悩みや不安を気軽に相談できるクリニックを選ぶのも大切なポイントです。

顔の脂肪吸引で失敗しないクリニックの選び方

顔の脂肪吸引で失敗しないクリニックの選び方

顔の脂肪吸引で失敗しないためには、慎重にクリニック・医師を選ぶことが重要です。

クリニック選びの際、特に気をつけたいポイントは以下の3つです。

  • 医師の経歴や症例数をチェックする
  • 症例写真をチェックする
  • アフターフォローやスタッフの対応もチェックする

医師の経歴や症例数をチェックする

顔の脂肪吸引は、医師の技術によって仕上がりが大きく左右されます。そのため、高いスキルを持った医師を見つけることが、失敗を避けるための重要なポイントとなります。

クリニックの公式サイトに掲載されている医師の情報を確認し、美容外科としての経験年数や得意な施術・症例数などをチェックしましょう。

症例写真をチェックする

症例写真は、医師のセンスや技術が一目でわかる資料です。手術前後でしっかり変化があるか、左右差や凹凸がないか、脂肪を取りすぎていないか、など、詳細まで確認しておきましょう。

症例写真は、クリニックの公式サイトや医師のSNSでチェックすることができます。気になる症例写真を見つけたら、カウンセリング時に医師に見せられるように保存しておくと便利です。

アフターフォローやスタッフの対応もチェックする

脂肪吸引は体に大きな負担を与える手術です。アフターフォローをおろそかにすると、仕上がりに影響が出るどころか、後遺症が残ってしまう可能性もあります。

そのため、メリットだけではなく、ダウンタイムやリスクについてもきちんと説明してくれるクリニックがおすすめです。術後の不安を相談できる環境が整っているか、術後の検診が充実しているか、なども確認しておきましょう。

また、受付スタッフや看護師の対応も要チェックです。普段からスタッフの対応が悪いクリニックは、万が一トラブルが起きた際にもきちんと対応してくれない可能性が高くなります。安心して手術をお願いできるクリニックを見つけましょう。

顔の脂肪吸引の費用相場

顔の脂肪吸引の費用相場

顔の脂肪吸引の費用はクリニックにより異なりますが、おおよそ30〜40万円前後が相場といわれています。

施術範囲や使用する機械によっても費用が異なり、ベイザーやアキーセルといった機械を使用すると費用は高額になります。希望の仕上がりに合わせて見積もりを出してもらうのがおすすめです。

また、アフターケア代や診察代、薬代やフェイスバンドなどの消耗品代が別途かかることがあります。これらの費用はクリニックによって大きく異なるため、事前に確認しておきましょう。

顔の脂肪吸引の施術の流れ

顔の脂肪吸引の施術の流れ

顔の脂肪吸引の施術を受ける際の流れは、以下のとおりです。

  • 医師の診察・カウンセリング
  • デザイン・マーキング
  • 麻酔・手術
  • アフターケア

ここでは、それぞれのステップについて詳しく紹介していきます。

医師の診察・カウンセリング

まずは、医師による診察・カウンセリングがおこなわれます。医師が脂肪のつき方や筋肉・骨格の特徴を確認し、適切な手術内容を提案します。

手術後のミスマッチを防ぐために、要望を詳細に伝えてから手術に臨むことが重要です。改善したい悩みや仕上がりの希望は、できるだけ詳細に伝えるようにしましょう。

また、費用やダウンタイム・リスクについてもカウンセリングで忘れずに確認してください。

デザイン・マーキング

手術当日は、洗顔を済ませたあとにデザインの最終確認・マーキングをおこないます。

カウンセリングで事前にデザインを決定している場合でも、ここで改めて医師とデザインを確認しておきましょう。

また、手術前の生活上の注意点は以下のとおりです。

喫煙1週間前まで
飲酒前日まで
固形物の飲食6時間前まで
飲み物(水・お茶を含む)2時間前まで

以上はあくまでも目安ですので、クリニックから案内がある場合は必ず従いましょう。

麻酔・手術

デザイン・マーキングが終わったら、麻酔をかけて手術を開始します。

顔の脂肪吸引の場合には静脈麻酔が用いられます。点滴で静脈から麻酔薬を注入することにより、完全無意識下での手術が可能になります。局所麻酔も併用するため、手術中に痛みを感じることもありません。

手術時間は30分から1時間程度です。耳の裏や顎下を小さく切開し、そこからカニューレを入れて脂肪を吸い出していきます。事前に決定したデザインに沿って、左右差や凹凸が出ないよう慎重に吸引していきます。

アフターケア

麻酔から目覚め、体調に問題がなければ帰宅します。安全のため、術後は必ずクリニックの指示に従って過ごしましょう。

多くのクリニックでは、術後1週間後を目安に経過観察と抜糸をします。経過や仕上がりについて不安がある場合は、ここで必ず医師に確認しましょう。

顔の脂肪吸引のダウンタイムについて

顔の脂肪吸引のダウンタイムについて

顔の脂肪吸引のダウンタイム中は、以下のような症状があらわれることがあります。

症状期間(目安)
痛み2〜3日間
腫れ・内出血3日〜1週間
むくみ約1~3か月
拘縮3か月〜半年

ここからは、顔の脂肪吸引のダウンタイムについて詳しく解説していきます。

1週間は強い腫れがみられる

術後1週間は、強い腫れや内出血がみられる時期です。入浴・運動・飲酒など、血流が良くなる行為を控えましょう。

また、手術から数日間は筋肉痛のような痛みを感じることがあります。手術直後は麻酔が効いていますが、麻酔が切れてくると痛みを感じやすいため、処方される痛み止めを服用するようにしましょう。

むくみは3か月ほど残る

腫れや内出血の症状が軽くなってくると、次にむくみの症状があらわれます。むくみは、脂肪吸引でできた空洞にリンパ液などの体液がたまることで起こります。

むくみのピークは2週間ほどですが、軽いむくみは3か月程度続くため、脂肪吸引の最終的な完成は術後3か月以降となります。

また、内出血が落ち着いたあと、皮膚が硬くなったり、凹凸を起こしたりする「拘縮」という症状が起こることがあります。拘縮は、脂肪吸引でダメージを受けた部位が自然治癒する過程で起こり、長い場合は半年ほど症状が続きます。

フェイスバンドやマッサージでの術後ケアについて

顔の脂肪吸引では、フェイスバンドの着用を指示されることがあります。

フェイスバンドで圧迫・固定することで、患部の腫れ・内出血を抑える効果があります。クリニックから着用の指示を受けた場合は必ず従いましょう。

また、医師から指示があった場合は、術後のマッサージをおこないましょう。手術部位をやさしくマッサージすることで、拘縮の症状を軽減することができます。

ただし、内出血や腫れがある期間のマッサージは逆効果です。術後2週目を目安にマッサージを開始することが多いようですが、不安な場合は医師に相談してみましょう。

まとめ

顔の脂肪吸引は落ちにくい顔の脂肪をピンポイントで減らせる手術

顔の脂肪吸引は、皮下脂肪を吸引し、落ちにくい顔の脂肪をピンポイントで減らせる手術です。そのため、顔に脂肪がつきやすい方や、ダイエットで顔の脂肪が落ちにくい方でも部分痩せが期待できます。シャープで若々しい印象を得たい方は、ぜひ顔の脂肪吸引をご検討ください。

ZClinicでは、院長である江連医師が自らカウンセリングを担当しており、脂肪吸引とリフトアップやたるみ取りを組み合わせた施術など、お客様一人ひとりに最適な治療をご提案しています。

遠方にお住いの方やご多忙な方にはメールでの相談も承っておりますので、顔の脂肪にお悩みの方は、ぜひZClinicまでお気軽にご相談ください。

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