クマ取りのダウンタイムは?期間や注意点など分かりやすく解説

2025.02.28

クマ取りのダウンタイムは?期間や注意点など分かりやすく解説

目の下にクマがあると顔全体が老けて見えることが多いため、クマ取りの施術を受けたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。しかしダウンタイムがどれくらいあるのか、どの程度腫れるのかなどが気になり、施術に一歩踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、クマ取りのダウンタイムの期間や注意点について解説していきます。ダウンタイムがひどい場合の対処法や、クリニックの選び方についても紹介しますのでぜひ参考にしてください。

目の下のクマ取りとはどんな施術?

クマ取りとは、目の下のふくらみの原因となる脂肪を、下まぶたの裏側から取り除く施術です。

目の下のクマは、下まぶたの部分に目の下の脂肪が突出することでふくらみが生じ、その下に凹みができることで認識されます。目の下のふくらみ(眼窩脂肪)は加齢によって突出してくることが多いですが、生まれつき突出している場合もあります。

目の下の脂肪が多い場合は、放置すると皮膚のたるみを悪化させる可能性があるため、早いうちに施術をする必要があります。クマ取りの費用相場は5,000円〜650,000円ほどで、施術内容により大きく異なるのが特徴です。

クマ取りの施術方法

クマ取りの施術方法

ここからは、クマ取りの施術方法を3つ紹介していきます。

目の下の切らないクマ取り(下眼瞼脱脂術)

下眼瞼脱脂術(かがんけんだっしじゅつ)は、目の下のたるみやふくらみの原因となる眼窩脂肪(がんかしぼう)を取り除く治療法です。下まぶたの裏側の粘膜部分を切開し、眼窩脂肪を取り出します。

切開範囲が小さく、皮膚表面に傷ができないため抜糸や縫合が不要です。下眼瞼脱脂術の費用はクリニックにより異なりますが15万円~40万円程度が相場です。

ただし下眼瞼脱脂術では、たるみの原因が目の下にある「眼窩脂肪の突出」であることに限定しています。眼窩脂肪の下に凹みがあったり、余分な皮膚が余ったりしている場合は、たるみの改善が期待できない場合があります。

裏ハムラ法

裏ハムラ法は、目の下のたるみの原因となる脂肪のふくらみを、くぼみの部分に移動させて固定する治療方法です。下まぶたの裏側を1~2㎝ほど切開して施術をおこなうため、皮膚表面に傷跡がつかないのがメリットです。

裏ハムラ法は技術力の高さや豊富な経験が必要な手術で、費用相場は30万円〜55万円程度です。

ただし目の下のたるみの原因が、脂肪ではなく皮膚そのもののたるみである場合は、裏ハムラ法で脂肪を移動させたとしてもそこまで変化を感じられない場合があります。

切開ハムラ法(表ハムラ法)

切開ハムラ法(表ハムラ法)とは、下まぶた表面の皮膚を切開し、たるみや膨らみの原因となる余分な脂肪を目の下の溝へ移動させることで平らにする手術方法です。

下まぶたの膨らみやへこみ、皮膚のたるみを同時に改善できます。皮膚のたるみや目袋が目立つ方にも効果的で、若々しくハリのある目元を目指せるのが特徴です。

切開ハムラ法の費用相場は30万円~70万円程度で、クリニックや症状の程度により異なります。

クマ取りのダウンタイムの期間は?

クマ取りのダウンタイムの期間は?

ここからは、クマ取りのダウンタイムに必要な期間について解説していきます。

目の下の切らないクマ取り(下眼瞼脱脂術)の場合

下眼瞼脱脂術のダウンタイムでは、1~2週間ほど痛みや内出血、腫れなどの症状が表れることがあります。痛みは3日程度、内出血と腫れが1~2週間程度で、すべての症状が治まるまで約3か月かかります。

症状は1か月もすると落ち着き、眼窩脂肪のふくらみやクマも徐々に目立たなくなります。内出血や腫れのほかに、眼球にゴロゴロとした違和感などの症状が出る方もいますが、場合によってはほとんど症状が見られない方もおり、症状の表れ方には個人差があります。

裏ハムラ法の場合

裏ハムラ法のダウンタイムは一般的に1~2週間程度で、最も現れやすい症状が腫れと内出血です。術後すぐに症状が現れ始め、2~3日目に強い症状が出やすいといった特徴があります。

腫れは約1週間程度で目立たなくなりますが、内出血は術後1週目くらいで青紫色から黄色っぽい色に変化し、やがて薄くなっていく傾向にあります。

痛みは術後3日目まで強く出やすいですが、その後は徐々に落ち着き始め、1週間が経過したあたりでほぼ気にならなくなります。

切開ハムラ法(表ハムラ法)の場合

切開ハムラ法のダウンタイムでは、目元に腫れやむくみ・内出血が生じることがあり、術後1~2週間かけて消失していきます。

場合によっては、腫れやむくみ・違和感が1か月以上続くこともあり、症状の表れ方には個人差があります。

赤みや硬さのある傷跡がしばらく残ることはありますが、1~3か月ほど経過すると徐々に目立ちにくくなります。

クマ取りのダウンタイム中は1週間ほど休養が必要

クマ取りのダウンタイム中は、デスクワークなら2〜3日ほど、身体を動かす仕事の場合は1週間ほどの休養をとることをおすすめします。

ただしこの期間はあくまで目安であるため、仕事の内容やダウンタイムの症状、回復のスピードなどによって柔軟に対応する必要があります。必要な休養期間が分からない場合は、担当医師とよく相談しましょう。

クマ取りのダウンタイム中に表れる症状

クマ取りのダウンタイム中に表れる症状

ここからは、クマ取りのダウンタイム中にあらわれやすい症状について解説していきます。

腫れ・むくみ

クマ取りのダウンタイム中は、切開や注射による物理的な刺激によって施術部位に腫れが生じるケースが多くみられます。

また手術による炎症反応によって、施術部位のまわりに血液やリンパ液が集まり、むくみが生じることもあります。

腫れの強さや期間には個人差があり、同じ施術であっても腫れの出方は異なります。とくに切開をともなう施術の場合は、身体への侵襲性が高いため比較的腫れが強く、ダウンタイムが長期間続くことを認識しておきましょう。

痛み

クマ取りの施術では、切開や注入によって施術部位の組織が刺激されることで、施術後に痛みが生じるケースが多くあります。ただし施術中は麻酔をするため、ひどい痛みを感じることはほとんどありません。

施術後は目を強くつぶったり、強くこすったりすると痛みがひどくなることがあるため、目に負担がかからないよう気をつけて過ごしましょう。

強い痛みは、一般的に施術をしてから数日程度で治まります。もしも痛みが長く続くようであれば、早めに医師に相談しましょう。

内出血

クマ取りの施術後は、注射や切開で血管が傷つくことにより血液が皮膚下に流れだし、内出血になることがあります。出血しやすい体質の方や、血流がよい方は内出血しやすい傾向にあります。

内出血の発生時は青紫色で、時間が経過するにつれて黄色や茶色にかわり、徐々に消えていくのが一般的です。長風呂やマッサージを避け、患部を冷やすことで比較的早めに改善できます。

基本的には施術後1~2週間程度で治まりますが、症状がひどい場合は回復するまで時間がかかる場合もあります。

クマ取りのダウンタイム中の注意点

クマ取りのダウンタイム中の注意点

ここからは、クマ取りのダウンタイム中の注意点を解説していきます。

なるべく安静に過ごす

クマ取りのダウンタイム中は、なるべく安静に過ごすことで回復力を低下させないことが大切です。

また患部に刺激を与えたり、過度に触れたりすると目元から細菌が入り、感染症を引き起こす可能性もあります。クマ取りの施術後はなるべく仕事や予定を入れないようにして、ゆったりと過ごしましょう。
そのほか、長時間のゲームやテレビの視聴、読書なども目に負担がかかりやすいため、なるべく避けるようにしてください。

十分な睡眠をとる

クマ取りの施術後は、十分な睡眠を確保することで腫れや内出血の回復を早めることができます。人によって必要な睡眠時間の長さは異なりますが、少なくとも7~8時間程度の睡眠時間を確保できるようにしましょう。

また睡眠中に心臓よりも頭の位置が低くなると、頭の方に血液が集まるため腫れや内出血が悪化するおそれがあります。そのため、タオルを枕に重ねるなどして頭をなるべく高くして寝るようにしましょう。

紫外線対策をおこなう

クマ取りの手術後の肌は非常に敏感で、紫外線にたいしてデリケートになっている状態です。紫外線によるダメージは、手術後の肌の色素沈着や傷あとを悪化させる原因となります。

外出時には、目元を紫外線から守るために日傘やサングラス、帽子を必ず着用しましょう。日やけ止めも紫外線対策として有効ですが、施術直後は日やけ止めを施術部位に塗ることができないため注意が必要です。

手術後3日間は目元を保冷剤などで冷やす

クマ取りの施術後は、炎症による腫れや内出血を抑えるために目元をしっかり冷やすことが重要です。ハンカチやタオルに包んだ保冷剤や冷えピタを用意し、気持ち良いと感じるくらいに冷やしましょう。

ただし長期間冷やすと回復を妨げる可能性があります。術後24~72時間程度を目安に、短時間の冷却(10~15分)を繰り返しながら冷やしましょう。

クマ取りのダウンタイム中にしてはいけないことはある?

クマ取りのダウンタイム中にしてはいけないことはある?

ここからは、クマ取りのダウンタイム中に避けるべき行動について解説していきます。

激しい運動や入浴は控える

クマ取りの施術後に全身の血行が良くなると、腫れや内出血が悪化する可能性があります。そのため、手術後1週間は飲酒や入浴、激しい運動など、体温が上がって血流が良くなる行動は控えましょう。

また喫煙をすると血流が悪くなるため、必要な酸素や栄養が運ばれにくくなり傷の修復に時間がかかります。喫煙している方は、最低でも手術後1週間は禁煙に努めましょう。

横向きやうつ伏せの体勢で寝ない

横向きやうつ伏せの体勢で寝てしまうと、ダウンタイム症状が強く出ることがあるため注意が必要です。また、心臓よりも頭が低い位置にあると、目元に血液が集中するため腫れや内出血がひどくなる可能性があります。

手術後は枕やタオルを重ねて頭の位置を高くし、仰向けで寝ることでダウンタイム中の腫れを抑えることが可能です。

クマ取りのダウンタイムがひどい場合はどうすればいい?

クマ取りのダウンタイムがひどい場合はどうすればいい?

ここからは、クマ取りのダウンタイムがひどい場合の対処方法を解説していきます。

施術部分を優しく冷やす

クマ取りのダウンタイム中の腫れや内出血を軽減するためには、施術部位を冷却することが効果的とされています。冷やすことで血管の収縮を促せるため、腫れや出血を抑えられるのです。

冷却は施術後すぐにおこなうと効果的とされているため、冷たいタオルや冷却パックを準備し、患部にやさしく当てましょう。ただし氷が肌に直接当たらないように、タオルで包むなどの工夫が必要です。

保湿する

クマ取りの施術を受けたあとの肌は、デリケートで乾燥しやすい状態です。しっかりと保湿することで、肌のバリア機能を高められるため回復を促進できます。

保湿の際は、ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分が豊富なクリームやローションを使用し、清潔な指でやさしく塗布しましょう。また肌に負担をかけないよう、低刺激性でシンプルな成分配合の製品を選ぶことも重要です。

医師に相談する

クマ取り施術後のダウンタイムの症状が強く出ていたり、腫れや痛みが長引いたりしている場合はすぐに医師に相談しましょう。

単なるダウンタイムの症状だけではなく、感染症やほかの合併症が発生している可能性もあります。少しでも違和感がある場合は放置せず、速やかに診察を受けることが重要です。

クマ取りの施術で失敗しないためのクリニックの選び方

クマ取りの施術で失敗しないためのクリニックの選び方

ここからは、クマ取りの施術で失敗しないためのクリニックの選び方を紹介していきます。

豊富な実績や経験のある医師を選ぶ

クマ取りの施術で失敗しないためには、症例数が多く、経験や実績が豊富な医師を選ぶことが大切です。クリニックの予約をする前にホームページやSNSをよく確認し、医師の経歴を把握しておきましょう。

カウンセリングやアフターケアがていねいなクリニックを選ぶ

カウンセリングやアフターケアがていねいなクリニックを選ぶのもポイントです。カウンセリング時に、仕上がりイメージのすり合わせやダウンタイム、副作用などの説明があるかなどをしっかりチェックしましょう。

また、24時間体制を導入しているなどアフターケアが充実したクリニックであれば、何かあったときにすぐに相談できるため安心感があります。

口コミが多く評価の高いクリニックを選ぶ

口コミが多く評価の高いクリニックを選ぶことで、施術の失敗のリスクを抑えられます。ホームページやSNS、口コミサイトなどで以下の内容を事前にチェックしておきましょう。

  • 施術内容
  • 仕上がり
  • スタッフの対応
  • クリニックの清潔感
  • アクセス

ただし目元の状態や体質、感じ方や状況などには個人差があります。すべての口コミや評価を鵜吞みにせず、参考程度に留めておきましょう。

まとめ

クマ取りの施術後のダウンタイム

クマ取りの施術後のダウンタイムは、一般的に1〜2週間程度です。ダウンタイム中は激しい運動や入浴を控え、患部を冷やして安静に過ごすことが大切です。また、クマ取りの施術を成功させるためには、実績や経験が豊富で、カウンセリングがていねいなクリニックを選びましょう。

Z Clinicでは、クマ取りの施術として「目の下切開リフト(切開ハムラ法)」をおこなっております。目の下の膨みの原因である眼窩脂肪を凹みの部分に移動させることで、気になる膨らみと凹みを同時に改善することが可能です。さらに、LVS(Least Visible Scar)式切開手術を用いることにより、メイクなしで近くで見ても目立たたない傷跡を目指しています。

患者様の不安を取り除けるよう、施術前にはていねいなカウンセリングをおこなっております。直接相談しづらいという方は、院長である江連医師への直通メール窓口でも相談可能です。

クマ取りの施術を検討している方は、ぜひ一度Z Clinicまでご相談ください。

>>Z Clinicについて詳しくはこちらから

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