目の下のたるみを取る方法とは?原因や治療法を徹底解説
2025.03.10

目の下にたるみがあると顔全体が老けて見えるため、何とか解消したいと思っている方は多いのではないでしょうか。また、たるみ改善のために毎日ケアをしていても、なかなか効果が得られずに悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、目の下のたるみの原因や治療法について解説していきます。目の下のたるみのセルフケア方法も紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。
目の下のたるみの原因とは

はじめに、目の下のたるみの原因について解説していきます。
皮膚の弾力低下
目の下のたるみの原因のひとつは、皮膚の弾力低下です。紫外線や加齢などの影響でコラーゲンやエラスチンの産生量が減少すると、皮膚の弾力や柔軟性がなくなり、目の下にたるみが生じます。
皮膚の弾力低下を促進させるもっとも大きな原因は、紫外線です。紫外線にはA波とB波があり、特に波長の長いA波(UVA)は皮膚の深いところまで届き、コラーゲンやエラスチンの合成能力を低下させます。
目の下の皮膚は顔のなかでもっとも薄いうえに、肌のうるおいを保つための皮脂を分泌する「皮脂腺」が少ない部位です。そのため、乾燥や摩擦・紫外線などによるダメージを受けやすく、弾力が低下しやすい傾向があります。
眼輪筋の衰え
眼輪筋は、目のまわりを囲むようについている輪状の筋肉です。眼輪筋は目の開閉や表情の変化に関わる筋肉で、筋力が低下すると皮膚を支えきれなくなり、目の下にたるみが生じます。
眼輪筋の衰えを加速させる原因として、加齢による筋力の衰えのほか、スマートフォンやパソコンの画面を長時間見ることで、まばたきの回数が減ることなども挙げられます。
まばたきの回数が減ると、目の下の筋肉や皮膚に栄養が届かなくなったり、老廃物が溜まったりすることで目の下のたるみが強調されるため注意が必要です。
眼窩脂肪の突出
眼窩脂肪とは眼球を保護する脂肪で、眼輪筋や皮膚などの組織で支えられています。しかし、加齢による眼輪筋の衰えや皮膚のたるみなどの影響により、眼窩脂肪が前方に押し出されて目の下にふくらみが生じます。
また、年齢とともに頬が痩せてくることで、目の下のふくらみと頬の高低差が大きくなり、たるみが強調される場合もあるのです。
目の下にふくらみが生じると、影ができることで老けて見えたり、クマのようになったりして顔全体が疲れたような印象になります。
目の下のたるみを取る治療法を紹介

ここからは、目の下のたるみを取る治療法を紹介していきます。
医療ハイフ
医療ハイフの正式名称は、高密度焦点照射式超音波治療です。高密度の超音波を一点に集中させて照射することで、まわりの組織にダメージを与えずに顔をリフトアップさせます。
肌の奥にある皮下脂肪や表在性筋膜にアプローチすることによって、コラーゲンやエラスチンの産出を促します。切開をせずに目の下のたるみを改善できることがメリットです。
医療ハイフの費用相場はクリニックによって異なりますが、4〜5万円が目安となります。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射は、細い注射針で皮膚内部にヒアルロン酸を注入し、シワやたるみを改善する美容医療です。
ヒアルロン酸はもともと体内にある物質で、肌の水分量や柔軟性などを保ち、肌のハリ・弾力を維持するはたらきがあります。
極細の注射針を使用するため、切開せずに目元の印象を変えられることも特徴です。メスを入れることに抵抗がある方に適しています。
ヒアルロン酸注射の費用相場は、片側ずつで1ccあたり2万円~3万円程度です。
脱脂手術
脱脂手術は、クマや目の下のたるみを改善するための治療法です。下まぶたの裏側の粘膜に5mm程度の穴をあけ、目の下の脂肪(眼窩脂肪)を除去することでたるみを解消します。
下まぶたの裏側という見えない部位からアプローチするため、傷跡が目立ちにくいのがメリットです。
脱脂手術の費用はクリニックにより異なりますが、20万円〜40万円程度が目安とされています。
下眼瞼(かがんけん)切開法
下眼瞼切開法は、下まつ毛のラインに沿って切開し、眼窩脂肪を取り除く治療法です。このときに余った皮膚も除去することで目の下のたるみを改善します。
下眼瞼切開法では、下まつ毛の2mmほど下を切開するため、抜糸するまで縫合した糸が見える状態になります。抜糸後も腫れが引くまでに2週間程度かかり、完全に治るまでには1~3か月を要します。
目の下のたるみを取る施術として有効ですが、ダウンタイムが長いことを覚えておきましょう。
下眼瞼切開法の費用相場は、施術方法やクリニックにより異なりますが、40万~60万円程度が目安です。
レーザー照射
レーザー照射は、肌にレーザー光を当てることによって刺激を与え、皮膚のコラーゲンを増やすための治療法です。肌のハリや弾力を取り戻してたるみを改善することができます。
レーザー治療は肌に当てるだけの施術で気軽に受けられるため、メスを入れるのが怖いという方におすすめです。ただし、レーザーの種類によっては効果の持続性がそれほど長くないため、定期的に治療を受け続ける必要があります。
費用相場は、レーザー照射に使用するマシンやクリニックにより異なりますが、1回あたり2万~3万前後が目安です。
切開ハムラ法(表ハムラ法)
切開ハムラ法(表ハムラ法)は、下まぶた表面の皮膚を切開し、たるみの原因となる余分な脂肪を目の下の溝へ移動させ、平らにする手術方法です。
下まぶたの膨らみやへこみ・皮膚のたるみを同時に改善でき、若々しくハリのある目元を目指せます。切開ハムラ法の費用相場はクリニックや症状の程度により異なりますが、30万円~70万円程度が目安です。
Z Clinicでは、目の下のたるみを改善する「LVS切開式目の下リフト(切開ハムラ法)」
をおこなっております。LVSとは「Least Visible Scar」の略称で、「もっとも目立ちにくい傷跡」という意味です。当クリニックの特殊手術であるLVS切開式では、傷跡を目立ちにくくするためのあらゆる治療を取り揃えて、「メイクなしでも目立たない傷」に仕上げることを目指しています。

画像引用:Z Clinic公式インスタグラム
こちらの画像は、LVS切開式目の下リフトの施術を受けた50代女性のビフォーアフターです。目の下のたるみがすっきりと平らになり、6か月後には傷跡もどこにあるのか分かりません。院長である江連医師の目の下リフトでは、抜糸時(約1週間後)には傷跡がほとんど目立たなくなるため、安心して施術を受けていただくことができます。
目の下のたるみでお悩みの方は、Z Clinicまでどうぞお気軽にご相談ください。
Z Clinic「LVS切開式 目の下リフト(切開ハムラ法)」について詳しくはこちらから
目の下のたるみ治療を受ける際の注意点

ここからは、目の下のたるみ治療を受ける際の注意点について解説していきます。
実績や経験が豊富なクリニック・医師を選ぶ
目の下のたるみ改善を目的とした施術で失敗のリスクを抑えるためには、症例数が多く、経験や実績が豊富な医師が在籍するクリニックを選びましょう。
具体的には、医師の経歴や保有資格・得意な施術などを確認しておくとよいでしょう。
また、その医師が担当した症例写真を確認し、治療前後の写真が修正・加工されていないかなどをよく確認することもポイントです。
クリニックの予約をする前にホームページやSNSを確認し、信頼できるクリニックや医師を選びましょう。
カウンセリングやアフターケアが充実したクリニックを選ぶ
充実したカウンセリングを設けているクリニックであれば、施術での失敗のリスクを避けられる可能性が高いと考えられます。
美容クリニックのカウンセリングでチェックすべきポイントは、以下のとおりです。
- 説明は分かりやすいか
- 担当医師からの説明はあるか
- リスクや術後のケアの説明はあるか
- やり直しや保証に関する説明はあるか
実際に施術を担当するのは医師であるため、カウンセリングで医師本人から説明があるかどうかを確認しましょう。また、仕上がりに満足できなかった場合や、医療事故が起きたときの対応の確認も重要です。
施術後はアフターケアをおこなう
目の下のたるみ改善の施術を受けたあとは、医師から指示を受けたアフターケアを適切におこなうことが重要です。アフターケアを怠ると、施術の効果が減少したり、ダウンタイムの症状が強く出たりする可能性があります。
食事などの生活習慣に気をつけることも、施術後の回復を早めるためには大切です。栄養価の高い食事をこころがけるとともに、肌の回復を促進させるビタミンCやビタミンEが豊富な食材を積極的に摂取しましょう。
またアルコールやタバコは血行を悪化させ、術後の回復を遅らせる可能性があります。術後はできる限り避けるようにしましょう。
新しい技術を導入しているクリニックを選ぶ
美容医療の現場では、日々新しい技術が取り入れられています。最先端技術が用いられている美容治療では、効果の高さを実感しやすい場合があるため、なるべく新しい技術を導入しているクリニックを選びましょう。
そのためには、美容医療に関する知識を積極的に取り入れ、複数のクリニックでカウンセリングを受けるのがおすすめです。
クリニックの評価や口コミをチェックする
口コミが多く評価が高いクリニックを選ぶことで、施術の失敗のリスクを抑えることができます。ホームページ・SNS・口コミサイトなどで、以下の項目を確認しておきましょう。
- 施術内容
- 仕上がり
- スタッフの対応
- クリニックの清潔感
- アクセスのよさ
以上の内容を確認することで、クリニックや施術のイメージがしやすくなり、クリニック選びを効率よく進めることができます。
目の下のたるみを取るために日常で注意したいポイント

ここからは、目の下のたるみを取るために日常で注意したいポイントを紹介していきます。
しっかり保湿する
目の下の皮膚は薄いうえに、皮脂腺が少なく乾燥しやすいのが特徴です。保湿効果の高いヒアルロン酸やセラミドが配合された化粧水や美容液などでしっかりと保湿し、仕上げにアイクリームを塗って水分を保持しましょう。
また、化粧水や乳液を塗布する際は、指の腹を使ってていねいになじませましょう。洗顔時は洗顔料をしっかり泡立て、直接指が触れることがないようやさしく洗うのがポイントです。
紫外線対策をする
紫外線は、肌のコラーゲンを破壊して老化を早める原因になります。外出の際は日やけ止めをこまめに塗り、帽子やサングラスで目元を守ることが大切です。
また、紫外線は1年をとおして地上に降り注いでいるため、季節に関わらず対策を怠らないようにしましょう。
目のまわりをマッサージする
顔の筋肉の緊張、皮膚の弾力低下などが原因で目の下にたるみがある場合は、筋肉の緊張をほぐしたり、血行やリンパの流れを改善したりするマッサージが効果的です。
目元の血行を促進するマッサージの手順は以下のとおりです。
- 眉毛とまぶたのあいだを親指で軽く5〜10秒ほど押す
- こめかみに親指を当て、残りの4本指で頭頂部を10秒ほど押す
目元の皮膚はデリケートなので、強く擦らないように注意しましょう。また、目元をマッサージする際は、クリームで滑りをよくしながら優しくおこなうのがポイントです。
表情筋トレーニングをおこなう
目のまわりを取り囲む眼輪筋という筋肉は、眼球を保護する役割を持つ眼窩脂肪を支えています。眼輪筋の衰えは目の下のたるみの原因のひとつであるため、表情筋トレーニングで筋力を鍛えることが重要です。
表情筋トレーニングの手順は以下のとおりです。
- 目尻の下あたりを指で軽く押さえる
- まばたきをするように下から上に持ちあげ、おろす
- 10回繰り返したら目をぎゅっと閉じ、リラックスする
この動作を、10回を1セットとして2~3セット繰り返しましょう。
額や眉間にシワが寄らないように注意し、鏡で筋肉の動きを確認しながらおこなうのがポイントです。
目をこすらないようにする
目をこすりすぎると、まぶたの筋肉が伸びて目の下のたるみを悪化させる可能性があります。目がかゆいときやメイク落としのときなど、思わず目をこすってしまわないよう注意が必要です。
アイメイクを落とす際は、コットンに専用リムーバーをしみ込ませ、メイクにしっかりなじませてからやさしく落としましょう。
目の下のたるみを取る方法についてよくある質問

ここからは、目の下のたるみを取る方法についてよくある質問にお答えしていきます。
目の下のたるみはメイクでカバーできますか?
目の下のたるみは、メイクである程度カバーできます。
目の下のたるみを隠すためのメイクのポイントは以下のとおりです。
- ハイライトで顔の立体感をつくる
- ナチュラルで薄付きのファンデーションを使う
- たるみの影の部分にコンシーラーを置く
若々しい目元をつくるためには、ファンデーションなどの厚塗りを避けてナチュラル感を意識することが大切です。
目の下のたるみを取る方法で即効性があるのは?
目の下のたるみを即効で取る方法として、以下のような美容施術があります。
- ヒアルロン酸注入
- レーザー治療
- 医療ハイフ(高密度焦点式超音波)
- 脂肪注入
ただし、以上のような美容施術を受けるだけではなく、良質な食生活や睡眠を意識することも重要です。
目の下のたるみを自力で治すことはできますか?
目の下のたるみを自力で治すのは難しいといえます。目の下の膨らみの根本的な原因は、眼窩脂肪の突出や皮膚のたるみによるものだからです。
これらはマッサージやトレーニングで解消するのは困難で、自力でのケアだけでは大きな改善を得られません。
眼窩脂肪の突出による目の下のたるみや膨らみを根本的に改善したい場合は、美容医療を受けるという選択肢があります。
まとめ

今回の記事では、目の下のたるみの原因や治療方法について解説してきました。
目の下のたるみは、セルフケアをおこなうことである程度の改善・予防が期待できますが、根本的に治すためには美容医療による治療が必要です。
美容医療で目の下のたるみを取る方法には、医療ハイフ・ヒアルロン酸注射・脱脂手術などがあります。目の下のたるみ治療を受ける際は、実績や経験が豊富なクリニック・医師を選び、施術後のアフターケアもしっかりおこないましょう。
Z Clinicでは、目の下のたるみを取る施術として「LVS切開式 目の下リフト」を提供しています。LVSとは、「Least Visible Scar(もっとも目立ちにくい傷跡)」の略称です。
診断・術前ケア・デザイン・手術内容・術後ケア・再生治療など、傷を目立たなくするための技術を取り揃え、細部にまで配慮したていねいな施術によって「ノーメイクでもばれにくい傷」を目指しています。
また、治療前の徹底したカウンセリングにより、手術に関するお客様の不安を取り除けるよう努めています。目の下のたるみにお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。