脂肪吸引注射とは?効果や金額など美容外科医が徹底解説
2025.06.30

脂肪吸引注射とは、脂肪を吸引するための専用注射器で気になる部位の脂肪を取り除く痩身施術です。従来の脂肪吸引と比較してダウンタイムが短い傾向にあり、傷跡もほとんど目立ちません。手軽に受けられると人気の脂肪吸引注射ですが、実際にどれほど効果が得られるのか興味をおもちの方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、脂肪吸引注射の特徴や得られる効果、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。脂肪吸引注射による施術を検討している方は、ぜひご一読ください。
脂肪吸引注射とは?

はじめに、脂肪吸引注射の特徴や、適応となる部位について解説していきます。
脂肪吸引注射の特徴
脂肪吸引注射は、頬やフェイスライン・顎下などの気になる脂肪をピンポイントで除去する施術です。脂肪吸引注射の施術では、細い吸引管を使用して手動で少しずつ脂肪を吸引していきます。
脂肪吸引の施術で使用する吸引管は、直径が4mm前後あります。それに対して、脂肪吸引注射では2mmに満たない吸引管を用います。
脂肪吸引で除去できる顔の脂肪量は約30〜80ccで、多い場合だと100cc程度です。しかし、脂肪吸引注射で吸引できる脂肪の量は、たとえば、顔の場合で約10~15ccと脂肪吸引に比べて少ないのが特徴です。
施術時間は1回あたり30分から2時間程度が一般的で、施術を複数回おこなうことで徐々に変化をあらわれていきます。施術後は、比較的早く回復するケースが多いため、日常生活に支障をきたしにくいのがメリットです。
脂肪吸引注射とそのほかの脂肪除去施術との違い
脂肪吸引の施術の種類には、脂肪吸引注射のほかに「脂肪吸引」や「脂肪溶解注射」などがあります。それぞれの施術の違いは、以下のとおりです。
脂肪吸引注射 | 脂肪吸引 | 脂肪溶解注射 | |
---|---|---|---|
脂肪へのアプローチ | 専用の注射針を用いて気になる部位の脂肪を除去する | 専用の細いチューブを使用して皮下脂肪を吸引する | 専用の薬剤を注入して脂肪を体外へ排出する |
1回で吸引できる 脂肪の量 (顔の場合) | 10〜20cc | 30〜100cc | 脂肪の溶解量は予測不能 ※脂肪を溶解する薬剤を5cc~10cc注入する |
ダウンタイム | 1週間程度 | 1〜3か月程度 | 1週間程度 |
特徴 | 切開をともなわないため、ダウンタイムが比較的少ない | 皮下脂肪を物理的に除去するため即効性があり。脂肪細胞が減って太りにくくなる | 脂肪細胞そのものにアプローチするため、リバウンドしにくい |
施術方法で悩んでいる場合は、カウンセリングで医師にしっかり相談することが大切です。仕上がりやなりたいイメージを共有し、納得したうえで施術に臨みましょう。
脂肪吸引注射が適応となる部位
一般的に、脂肪吸引注射は脂肪があまりついていない顔周りの施術に適しているといわれています。脂肪吸引注射では、注射針が届く表面の層までの脂肪を吸引することは可能ですが、深い層の脂肪にはアプローチできないことが特徴でもあります。
顔周りだけではなく、お腹・お尻・太もも・二の腕などの比較的脂肪の量が多い部位にも施術はおこなえます。ただし、もともとの脂肪量に対して吸引できる量が少ないため、あまり大きな効果は期待できません。しっかり脂肪を取りたいという方は、脂肪吸引注射による脂肪除去では満足ができないことがありますので注意しましょう。
脂肪吸引注射の効果は?

ここからは、脂肪吸引注射の効果について解説していきます。
1エリアあたり約5~10ccの吸引が可能
脂肪吸引注射は、指を含まない手のひらのサイズを1エリアとすると、1エリアあたり約5~10cc程度の吸引が可能です。ただし、吸引できる脂肪の量には個人差があり、吸引する部位やもともとの脂肪量によって異なります。
脂肪吸引の施術でとれる脂肪量と比較して少ない傾向にありますが、脂肪のつき方は人それぞれ異なるため、5~10cc程度の吸引でも十分な方もいれば、100ccの脂肪を取ることでようやく効果を実感できる方もいます。
施術してから数日後に効果を実感しやすい
脂肪吸引注射は、減らしたい部位の脂肪を直接吸引できるため、施術後の腫れなどが引けば数日で効果を実感できるケースもあります。脂肪吸引の場合はダウンタイムが長く、施術後は1か月ほど圧迫固定をする必要があるため、効果を実感できるまでに時間がかかるのが一般的です。
一方、脂肪吸引注射は施術後すぐに脂肪減少効果を実感しやすいため、今すぐに小顔になりたいという方や、大事なイベントに間に合わせたいという方に適しています。ただし一回で取れる脂肪の量が少ないことから、劇的な変化を期待する方にはあまりおすすめできません。
脂肪吸引注射の金額・費用の相場

脂肪吸引注射の費用は、施術部位や施術回数・クリニックによって異なりますが、一般的な費用の相場は以下のとおりです。
- 頬・顎下・フェイスラインなど: 3万円〜8万円/1エリア
- 二の腕・肩: 4.5万円〜8万円/1エリア
- お腹・太もも・お尻など: 5万円〜10万円/1エリア
また、クリニックの施術料金を確認する際、以下のポイントを確認することが大切です。
- 施術の基本料金
- カウンセリング費用や検査費用の内訳
- アフターケアが別料金になっていないか
- 割引キャンペーンの適用条件
ほかのクリニックと比較して料金が安すぎる場合は、アフターケアの費用などが別途で請求される場合があるため注意が必要です。施術の費用だけではなく、カウンセリングや検査・術後検診などの追加料金の有無も確認し、複数のクリニックを比較検討しましょう。
脂肪吸引注射のメリット

ここからは、脂肪吸引注射のメリットについて解説していきます。
切開する必要がない
脂肪吸引注射のメリットは、切開する必要がないことです。脂肪吸引のようにメスを使用しないため、手術に抵抗がある方でも受けやすいといえます。
従来の脂肪吸引はカニューレ(管)のサイズが3〜4mmと比較的大きく、皮膚への負担が大きいのが特徴です。一方、脂肪吸引注射の場合は、1〜2mm程度の細いカニューレを使用して脂肪を少しずつ吸引するため、皮膚への負担を抑えられます。
細い針を使用することで、痛みやダメージを最小限に抑えられるだけではなく、顔や顎下などの細かい部分の施術がしやすくなります。また、肌をあまり傷つけずに脂肪を取り除けるため、傷跡を残すことなく脂肪を取り除けるのが魅力です。
部分痩せができる
脂肪吸引注射が適応となる部位はクリニックにより異なりますが、一般的には以下のような部位に対応が可能です。
- 頬
- あご下
- 頬骨
- 二の腕
- お腹回り
- 太もも内側・外側
- ふくらはぎ
- お尻 など
脂肪吸引注射は、顔や二の腕・お腹など特定の部位の脂肪を吸引したい方に適した施術です。狙った場所をピンポイントで施術できるため、ダウンタイムが比較的少ないとされています。
一般的な脂肪吸引では、顔の脂肪は最大で100cc程度吸引できますが、脂肪吸引注射では10~15cc程度です。脂肪吸引注射は、脂肪を多くとるための施術というよりは、顔の輪郭などのデザインを重視する施術といえます。バランスを取りながら手作業で少しずつ脂肪を取り除き、繊細に整えていくようなイメージです。
ダウンタイムが少ない
脂肪吸引注射は、脂肪吸引の施術に比べてダウンタイムが少ないため、仕事やプライベートに大きな支障をきたすことなく施術を受けることができます。
また、脂肪吸引注射の施術では1〜2mm程度の極細針を使って脂肪を吸引するため、肌への負担が少なく、施術後の腫れや内出血を最小限に抑えられるのです。
基本的には施術直後からメイクも可能なので、長期のお休みが取りにくいという方や、大事なイベントの前に施術を受けたいという方にもおすすめです。
圧迫固定をする必要がない
脂肪吸引の施術では、脂肪を取り除いた空洞に血液がたまるのを防ぐため、施術後に1週間程度の圧迫固定をしなくてはなりません。広範囲の脂肪を取り除けるのは魅力ですが、装着期間は動作がしづらくなったり、周囲の目が気になったりする方も多くいます。
一方、脂肪吸引注射では施術後の圧迫固定は不要です。創部パッチで保護するだけなので目立ちにくく、周りに気づかれにくいのがメリットといえます。施術後にどうしても仕事を休めない方にとっては、ダウンタイムの期間が少なく、圧迫固定が不要な脂肪吸引注射が選択肢のひとつになります。
切開をともなわないので傷跡が残りにくい
脂肪吸引注射の施術では極細針の注射を使って脂肪を吸引するため、肌を傷つけずに脂肪を取り除けます。切開をともなわないため、傷跡が残る心配もほとんどありません。
脂肪吸引注射を受けたあとは、一般的に1〜2週間程度で皮膚の表面の傷が治まり、3〜6か月程度で傷跡が完全に目立たなくなる場合がほとんどです。ただし、傷の回復は個人差があり、場合によっては傷跡が目立ってしまう場合もあります。
傷跡が目立たないようにするためには、できるだけ細いカニューレを使用しているクリニックを選ぶことが大切です。脂肪を吸引する量が少ないほど細いカニューレで対応できる傾向があるため、脂肪の吸引量を含めて医師とよく相談しましょう。
脂肪吸引注射のデメリット

ここからは、脂肪吸引注射のデメリットを紹介していきます。
腫れや内出血が生じる可能性がある
脂肪吸引注射のダウンタイムは軽度で一時的なものですが、腫れや内出血などの症状が生じることがあります。施術部位によってはこれらの症状が目立つこともあるため、事前に医師に確認することが大切です。
ダウンタイムの症状は、数日から数週間程度で自然に改善いくことが一般的です。万が一、痛みや腫れが強くなったり、症状がなかなか治まらなかったりする場合は、早めに医師に相談することが重要です。
複数回の施術が必要になる場合がある
脂肪吸引注射は、ダウンタイムが短く手軽に脂肪を減らすことができます。ただし、効果のあらわれ方が緩やかなため、一度の施術で大きな効果を得ることが難しい傾向があります。基本的には複数回にわたる施術が必要なため、継続的に治療を受ける必要があるのです。
特に、脂肪が多い部位は効果を得るために複数回の施術を必要とするケースがあるため、施術の総額費用が高くなる傾向にあります。
費用を抑えるためには、さまざまな施術方法や施術プランを検討し、自分に最適な方法を選択することが重要です。事前のカウンセリングで医師と相談し、期待する効果や予算に応じたプランを選びましょう。
脂肪が多い部位には効果が得られにくい
脂肪吸引注射の施術は、フェイスラインや二の腕・ウエスト・太ももなど吸引できる箇所が多いものの、脂肪が多い部位には期待するほどの変化を感じられない場合があります。少量で局所的な部位の脂肪除去に適しているため、広範囲にある多くの脂肪をとることは難しいのです。
脂肪が多い部位に関しては、従来の脂肪吸引やクールスカルプティングなど、ほかの施術が適している可能性があります。自分の体型や脂肪のつき方などを含めて医師と相談することで、自分に合う施術を選びましょう。
皮膚がたるむ可能性がある
脂肪吸引注射の施術を受けることで、まれに皮膚がたるんでしまうことがあります。施術の際は皮膚を切り取らずに脂肪だけを取り除くため、余った皮膚がたるんでしまう可能性があるのです。
脂肪吸引注射で皮膚がたるむのは、皮下脂肪を除去した際に伸びきった皮膚が収縮しきれなくなることが原因です。皮膚にはある程度の伸縮機能はありますが、限度を超えるときれいに引き締まらなくなってしまいます。
もともと皮膚がたるんでいる方やシワがある方は、施術後のたるみが目立つ可能性があります。脂肪吸引に比べると脂肪吸引量は少ないためリスクは低いですが、少なからずたるみが生じるリスクがあることを覚えておきましょう。
フェイスラインが崩れる可能性がある
顔周りのもたつきや二重顎が気になるからといって脂肪吸引注射をむやみに繰り返してしまうと、顔全体のバランスが崩れてしまう可能性があります。フェイスラインが崩れると、顔が大きく見えたり、老けて見えたりするため慎重に施術する必要があります。
脂肪吸引注射の施術は、ただ脂肪を取ればいいというわけではなく、顔の状態に合わせた吸引量や注射の部位をしっかりと見極める必要があるのです。知識や経験が豊富な医師が在籍するクリニックを選ぶことで、フェイスラインが崩れるリスクを抑えることができます。
将来的に顔が老けた印象になる可能性がある
もともと顔周りの脂肪が少ない方が脂肪吸引注射を受けると、頬がこけたり、フェイスラインが崩れて見えたりする可能性があります。
脂肪を吸引しすぎてしまうと皮膚を支える脂肪がなくなるため、たるみにつながってしまいます。顔周りの脂肪は年齢とともに自然と落ちていくため、過剰に脂肪吸引してしまわないよう注意が必要です。
また、若いうちは変化がみられない場合でも、将来的に老けた印象になる可能性があります。そのようなリスクを踏まえたうえで、なりたいイメージを明確に医師に伝えることが重要です。
脂肪吸引注射のダウンタイムや施術後の注意点

ここからは、脂肪吸引注射のダウンタイムで起こり得る症状や、施術後の注意点を解説していきます。
施術後は痛みや腫れ・内出血があらわれる可能性がある
脂肪吸引注射の施術後は、以下のような症状があらわれることがあります。
- 腫れやむくみ
- 痛み
- 内出血
- かゆみ
- しびれ
- 熱感
施術後すぐにあらわれやすい症状は、痛みです。施術後3日程度でピークを迎え、ズキズキとした筋肉痛のような痛みが生じます。ピークを過ぎたあとはピリピリとした痛みに変わり、徐々に落ち着くのが一般的です。
腫れがあらわれると患部に熱を感じることがありますが、施術後3日程を過ぎると自然に引いていきます。また、内出血は顔よりもお腹や下半身などの広範囲な部位にできやすく、2週間ほどで自然に消えていくことが多いようです。
脂肪吸引注射は、ダウンタイムが比較的少なく期間が短いといわれていますが、もしも症状が長引く場合はすぐに医師に相談しましょう。
施術後は規則正しい生活で回復を促すことが大切
施術後は以下のことに注意して、規則正しい生活をおくることが大切です。
- バランスの取れた食事を意識する
- 良質な睡眠をとる
- 適度な運動をこころがける
- アルコールは控える
- 施術後1か月はサウナ・エステ・ヨガを控える
- 施術後すぐにマッサージをするのは避ける
施術後の身体の回復を促すためには、栄養バランスのよい食事が欠かせません。特に、たんぱく質やビタミン・ミネラルは、組織の修復や新陳代謝を促進させます。肉・魚・大豆製品・卵・野菜・果物などをバランスよく食べることが大切です。
睡眠不足は免疫力を低下させ、組織の回復を遅らせる可能性があります。毎日規則正しく決まった時間に就寝して、良質な睡眠を心がけましょう。
また、軽い運動は血行を促進するため、むくみや腫れの解消に役立ちます。医師の許可を得たうえで、施術後2週間目ごろから軽めの運動を始めてください。
脂肪吸引注射が向いている人

ここからは、脂肪吸引注射が向いている人の特徴について解説していきます。
あまり大きな変化を求めていない人
脂肪吸引注射は「二の腕を少しすっきりさせたい」など、あまり大きな変化を期待せず少しの変化で満足できる方に適しています。
脂肪吸引注射は取れる脂肪の量が少なく、劇的な変化は期待しにくい施術です。そのため深いところにまで脂肪がついている場合や、脂肪が多い部位などにたいしては効果が得られにくいことがあります。
部分的な脂肪を除去したい人
脂肪吸引注射は、部分的な脂肪を除去したい方に向いています。特に、運動やダイエットではなかなか改善されにくい顔や顎下の脂肪など、特定の部位をすっきりさせることが可能です。自然なフェイスラインをキープしながらも高い効果が得られやすい施術だといえます。
通常のダイエットでは、脂肪細胞が小さくなるだけで、その数自体が減少することはありません。しかし脂肪吸引注射では、脂肪細胞そのものを除去できるためリバウンドしにくく、長期的な効果が期待できます。
また、脂肪吸引注射は施術後に着用する圧迫用のフェイスバンドが不要なため、周囲にばれることなく部分痩せをしたい方にもおすすめです。「数週間後のイベントまでに少しでも変化したい」という方にも適した施術といえます。
脂肪吸引の施術を受けるのが怖い人
脂肪吸引の施術では、静脈麻酔や全身麻酔を使用して眠った状態で受ける必要があります。施術後は痛みや内出血・むくみなどの症状が一定期間続き、場合によっては傷跡が残ってしまうこともあるのです。
一方、脂肪吸引注射は切開が不要なため、施術後のダウンタイムが短いのが特徴です。そのため、身体に負担がかかりやすい脂肪吸引の施術に抵抗がある方に向いています。
また、脳梗塞や心筋梗塞の既往のある方など、やむを得ない理由で脂肪吸引が受けられない方もいます。そのような方は麻酔を使用できないため、脂肪吸引を受けることが難しい傾向にあります。感染のリスクが高い糖尿病の方や、ステロイドを内服中の方も同様です。
このように、脂肪吸引の施術が受けられない方にとっても、脂肪吸引注射は選択肢のひとつとなります。
脂肪吸引注射が向いていない人の特徴

ここからは、脂肪吸引注射が向いていない人の特徴を紹介していきます。
大量の脂肪を除去したい人
脂肪吸引注射は1エリアで約5〜10ccほどしか吸引できないため、脂肪を大量に取り除きたい方には適していないといえます。
たとえば、下記のような方には脂肪吸引注射の施術はおすすめできません。
- お腹についている脂肪を全部なくしたい
- 太ももの脂肪を短いダウンタイムでなくしたい
脂肪吸引注射では表面の脂肪を細い管で吸うことしかできないため、奥深くに脂肪がある場合は劇的な変化を期待することは難しいでしょう。
一方、脂肪吸引で太ももを施術する場合、人にもよりますが約2,000〜5,000ccくらいまでの脂肪吸引が可能です。
脂肪がたくさんついていて「脂肪をほぼすべて取り除きたい」という方は、脂肪吸引注射ではなく脂肪吸引の施術が向いているといえます。
顔の脂肪がもともと少ない人
顔の脂肪がもともと少ない方が脂肪吸引注射を受けると、頬がこけたり、シワが目立ったりして老けた印象になってしまうリスクがあります。
また、脂肪量が少ない方が脂肪吸引注射を受けても、吸引できる脂肪が少ないため期待するほどの効果が得られない可能性が高いでしょう。無理に施術をおこなうと、施術した部位がボコボコになるなど、見た目に影響を及ぼしてしまうかもしれません。
脂肪吸引注射を受ける際は、筋肉や骨格を考慮して吸引するべき適切な脂肪量を見極める必要があります。施術を成功させるためにも、実績や経験が豊富でカウンセリングがていねいなクリニックを選び、医師とよく相談することが大切です。
脂肪をしっかり除去したいという方には脂肪吸引がおすすめ

お腹や太ももなどの脂肪をしっかり取りたいという方には、脂肪吸引がおすすめです。脂肪吸引注射は、吸引管が細く施術できる範囲も狭いため、脂肪吸引のような大きな変化は期待できません。一方、脂肪吸引の施術では広範囲の脂肪を吸引できるため、効果を感じやすいといえます。
たるみ取り・リフトアップ手術専門のZ Clinicでは、脂肪吸引によって自力のダイエットでは難しい部分痩せを実現し、お客様の理想のボディラインを目指します。
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脂肪吸引を検討されている方は、ぜひ一度Z Clinicまでご相談ください。
脂肪吸引注射を成功させるためのクリニックの選び方

ここからは、脂肪吸引注射を成功させるためのクリニックの選び方について解説していきます。
脂肪吸引注射の経験・実績が豊富な医師が在籍するクリニックを選ぶ
脂肪吸引注射を成功させるためにも、施術の経験や実績が豊富な医師が在籍するクリニックを選びましょう。
脂肪吸引注射のデメリットで挙げられる「皮膚のたるみ」や「フェイスラインの崩れ」は、施術経験の少ない医師が担当することでリスクが高くなります。どのような施術を得意としているか、施術経験は豊富かなど、医師の経歴や保有資格をよく確認することが重要です。
また、多くのクリニックでは、公式サイトやSNS上で過去の症例写真を公開しています。症例写真をよく確認し、仕上がりが理想のイメージに近いか、自然な仕上がりであるかを見極めましょう。
カウンセリングがていねいなクリニックを選ぶ
理想のフェイスラインや体型に近づくためには、カウンセリングがていねいなクリニックを選ぶことが大切です。カウンセリングで施術を担当する医師と直接話ができ、親身に相談に乗ってくれるクリニックであれば安心して通えます。
また、カウンセリング時には、以下のことをチェックしましょう。
- 医師に直接相談ができるか
- 施術の説明は分かりやすいか
- 施術のリスクや術後のケアの説明はあるか
自分の悩みや希望をしっかりと聞き取り、どのような施術が必要なのかを具体的かつ分かりやすく説明してくれるクリニックであれば、信頼できる可能性が高いでしょう。
もし、カウンセリング時に違和感があれば、複数のクリニックの意見を聞いたうえで比較検討することをおすすめします。
アフターケアが充実しているクリニックを選ぶ
アフターケアが充実しているクリニックを選ぶことも大切なポイントです。どれだけ失敗のリスクが低い施術であっても、全くトラブルが起きないわけではありません。
脂肪吸引注射はダウンタイムが少ない傾向にありますが、万が一効果を感じられなかったり、ダウンタイムの症状が強かったりしたとき、すぐに相談できるクリニックであれば安心できます。
施術後の無料相談サポートや、カスタマーサポートセンターによる対応をしているクリニックもありますので、カウンセリング時にしっかり確認しましょう。
脂肪吸引注射についてよくある質問

最後に、脂肪吸引注射に関するよくある質問にお答えしていきます。
脂肪吸引注射は効果ないって本当?
脂肪吸引注射は、ダウンタイムが短く手軽に受けられる施術ですが、脂肪吸引に比べて取れる脂肪の量が少なく、大きな変化は期待しにくいといえます。
二の腕や顎下など、特定の部位を少しすっきりさせたいといった場合には向いていますが、腹部や太ももなどの脂肪が多い部位にたいしては効果が得られにくいのがデメリットです。
そのため、脂肪吸引注射で思うような効果が得られず、脂肪吸引で再手術するといったケースもみられます。見た目を劇的に変化させたい、顔や身体の形を大きく変えたいという方は、脂肪吸引注射を受けても効果が得られない場合があることを認識しておきましょう。
脂肪吸引注射で失敗することはある?
脂肪吸引注射で起こり得る失敗の例は、以下のとおりです。
- 施術後にほとんど効果が得られない
- 脂肪をとりすぎて頬がこけてしまう
- 施術後にたるみができてしまう
脂肪吸引注射の施術前には、医師が一人ひとりの骨格や表情筋の発達具体などをしっかりと診察したうえで、脂肪をとるべき部分と残すべき部分を考慮して施術をおこなう必要があります。
事前のカウンセリングや診察をしっかりとおこなわず無計画に脂肪をとってしまうと、頬のこけが生じてしまうことがあるため注意が必要です。また、脂肪を取りすぎてしまうことで、もともと脂肪が詰まっていたスペースが空いてしまい、たるみが生じるケースもあります。
脂肪吸引注射での失敗を避けるためにも、カウンセリング時に医師としっかり相談できるクリニックを選びましょう。
脂肪吸引注射の死亡リスクは?
脂肪吸引注射が原因による死亡の発生率は非常に低いですが、ごくまれに死亡することがあると報告されています。
しかし、適切な施術方法・麻酔管理・安全対策などをおこなうことによって、死亡リスクは大幅に軽減できます。そのため、経験豊富な医師が在籍し、医療体制が整ったクリニックで施術を受けることが重要です。
脂肪吸引注射でどれくらい脂肪が取れる?
脂肪吸引注射は、手のひらのサイズを1エリアとすると、1エリアあたり約5~10ccの吸引が可能です。ただし人によって吸引できる脂肪量は異なります。
脂肪吸引注射では、奥深くにある脂肪の吸引は難しく、注射針で届く表面の層までしか吸引できません。そのため、脂肪をしっかりとりたい場合は脂肪吸引注射ではなく、脂肪吸引を受けたほうがよいと診断されることもあります。
もし、5ccの吸引量では少ないと感じた場合、その次の施術前に医師と相談し、どのような追加処置をおこなうかを決めることが大切です。脂肪吸引注射は個々の希望に応じてカスタマイズできるため、自分にとって最適な吸引量を決定できます。
また、クリニックによっては、複数回に分けて脂肪吸引注射を受けることが推奨されることがあります。脂肪吸引注射では、1回の施術で希望どおりの効果を得るのが難しいことも理解しておきましょう。
脂肪吸引注射のダウンタイムはどのくらい?
脂肪吸引注射のダウンタイムは、おおよそ1週間から2週間程度とされています。しかし、新しい施術方法であるため、具体的なダウンタイムの期間は明らかになっていません。しかし、従来の脂肪吸引のダウンタイムよりも比較的短い期間で済む傾向にあります。
脂肪吸引注射では、細い注射器を使用するため切開が不要であることや、身体への負担を軽減できることからダウンタイムの期間を短縮できます。
ただし、脂肪を大量に吸引しようとすると、手術の時間が長くなったり、注射を何回も動かしたりする必要があるため、脂肪吸引と同じくらいの回復期間を要する場合もあります。
まとめ

脂肪吸引注射は、ダウンタイムが少なく気軽に受けられることが特徴で、減らしたい部位の脂肪をピンポイントで吸い出すことができます。切開をともなわないため、手術に抵抗がある方も安心して受けられる施術だといえます。
ただし、お腹や太ももについた大量の脂肪を除去したいという方には適していないため、最終的に脂肪をどの程度まで除去したいかを確認し、医師と相談することが重要です。
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