小顔になれる美容医療とは?人気の施術を美容外科医が徹底解説

2025.08.20

小顔になれる美容医療とは?人気の施術を美容外科医が徹底解説

小顔になれる美容医療には、脂肪吸引や糸リフト・ハイフなど、さまざまな施術方法が存在します。脂肪やたるみ・筋肉の張りなど、顔が大きく見える原因を改善するためには、そのなかから最適な治療方法を選ぶ必要があるのです。

しかし、数ある施術方法のなかからどれを選べばよいか分からず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、小顔になれる美容医療の種類について解説していきます。切る施術と切らない施術の違いについても紹介しますので、顔の大きさに悩んでいる方や、小顔になれる美容医療をご検討中の方は、ぜひご一読ください。

小顔になれる美容医療とは

小顔になれる美容医療とは

小顔になれる美容医療には、糸リフト・フェイスリフト・HIFU(ハイフ)・脂肪吸引・脂肪溶解注射・ボトックス注射などさまざまな施術方法が存在します。

これらの施術の目的は、たるみを引き上げたり、脂肪を減少させたり、筋肉の張りを抑えたりすることで、顔の大きさを改善することです。自分に合った施術を受けることで、今よりも小顔に見せる効果に期待できます。

小顔になれる美容医療を受ける場合は、希望する施術・自分の顔の状態・施術のリスクなどをしっかりと考慮し、医師と相談して最適な施術方法を選択することが大切です。

顔が大きく見える原因

顔が大きく見える原因

ここからは、顔が大きく見える原因について解説していきます。

顔の脂肪が多い

顔に脂肪が多くついていると、顔が大きく見える原因になります。顔に脂肪がたまると、二重顎になって顔の輪郭がぼやけやすく、首との境目が分からなくなり顔の大きさが目立ってしまいます。

また、顔がむくみやすいことも原因のひとつです。顔がむくむと目が小さくなったり、まぶたが腫れたりして、通常よりも顔が大きく見える傾向があります。

また、たとえ身体が痩せていても、頬に脂肪がついていると顔が大きく見えるため、全体的にぽっちゃりとした印象になりやすいでしょう。

皮膚がたるんでいる

皮膚がたるんでいる場合も、顔が大きく見えることがあります。皮膚のたるみは、加齢によって皮膚のハリが低下することや、表情筋の衰えなどにより脂肪が下がってしまうことなどが原因となり引き起こされます。

とくに、顔の脂肪や皮膚組織を支えている表情筋が衰えると、皮膚のたるみが目立つようになります。その結果、顔と首の境目があいまいになり、顔が大きく見えてしまうのです。また、乾燥による皮膚のうるおい不足や、紫外線を長時間浴び続けることも皮膚のたるみにつながります。

エラが張っている

エラが張っていると、顔が角ばって見えるだけでなく、フェイスラインが崩れて顔が大きく見えることがあります。エラが張る原因は、エラの筋肉である咬筋(こうきん)の発達です。

咬筋は、日常的に食いしばりや歯ぎしりを繰り返すことで発達するケースがあります。また、エラの骨の形状が原因であるケースも存在し、その場合は生まれつきの骨格が原因であることがほとんどです。

小顔になれる美容医療がおすすめの人

小顔になれる美容医療がおすすめの人

小顔になれる美容医療がおすすめの人の特徴は、以下のとおりです。

  • 顔の脂肪が気になる人
  • たるみが気になる人
  • エラが張っている人
  • 顔全体のゆがみやむくみが気になる人
  • 肌のハリやツヤを取り戻したい人
  • ダイエットやマッサージでは効果を感じられない人

小顔になれる美容医療を受ける場合は、顔の脂肪・たるみ・筋肉など、顔が大きく見える原因を見極めて、適切な施術方法を選ぶことが大切です。

たとえば、顔の脂肪が気になる方は脂肪吸引、エラの張りが気になる方はボトックス注射など、それぞれの悩みに応じた選択肢があります。

小顔になれる美容医療の種類を紹介

小顔になれる美容医療の種類を紹介

ここからは、小顔になれる美容医療を8つ紹介していきます。

脂肪吸引

脂肪吸引は、直径3mmほどのカニューレと呼ばれる吸引管を挿入し、余分な脂肪を吸引する美容医療です。一般的に頬や顎下の脂肪を吸引することが多く、頬の脂肪吸引によってフェイスラインが改善されたり、顎下の脂肪吸引によって二重顎が解消されたりする効果に期待できます。

脂肪吸引は、確実な効果を短期間で得られやすいことが魅力です。また、脂肪細胞自体を除去するため、体内に脂肪が蓄えられにくくなり、リバウンドしにくいというメリットもあります。

口の内側や耳の下をごくわずかに切開するだけなので、傷跡の心配もほとんどなく、メスを入れることに抵抗がある方にも受けやすい施術だといえます。ただし、施術後は腫れやむくみ・内出血などのダウンタイムが生じることがあります。

脂肪吸引注射

脂肪吸引注射は、脂肪吸引で使うカニューレよりもさらに細い直径1.6mm程度の針を使用し、フェイスライン・頬・顎下などの気になる脂肪をピンポイントで取り除く施術です。

減らしたい部位の脂肪を手動で直接吸引していくため、数日で効果を実感できるケースもあります。また、施術後の回復が比較的早いため、日常生活に影響を及ぼしにくいことがメリットです。

一方、通常の脂肪吸引よりも吸引量が少ないため、劇的な変化が感じられにくいことがデメリットだといえます。脂肪が多い部位では効果が得られにくいため、複数回の施術が必要となり、最終的な総額費用が高くなる可能性があります。

脂肪溶解注射

脂肪溶解注射は、脂肪を溶解する成分を含む薬剤を注射することにより、脂肪を溶かして体外へ排出する施術です。一度で大きな効果を得るのは難しく、何度か注射を繰り返すことで少しずつ効果が実感できます。

一般的なダイエットでは全身の脂肪が燃焼されるため、部分痩せをすることが困難です。しかし、脂肪溶解注射であれば、痩身効果を得たい部位にピンポイントで薬剤を注入できるため、効率よく部分痩せをすることができます。

ただし、継続的な治療が必要なため、総額費用が高くなりやすいことが一般的です。また、脂肪吸引のように脂肪細胞そのものを除去するわけではないので、変化を感じられにくいこともデメリットだといえます。

エラのボトックス注射

エラのボトックス注射は、筋肉の緩和や縮小効果のある「ボツリヌストキシン」という成分をエラの筋肉に注射することで、エラの張りを縮小させる施術です。筋肉の発達具合などには個人差があるため、すぐに変化を感じる方もいれば、効果を実感できるまで時間がかかる方もいます。

施術時間は約5分と短く、ダウンタイムもほぼありません。ただし、注入量が少ないと効果を得られにくいため、咬筋(エラの筋肉)の発達具合から適切な量の製剤を注入する必要があります。

一度だけではなく、複数回施術することで小顔効果が得やすくなることも特徴です。

糸リフト

糸リフトは、肌を土台から引き上げ、たるみを改善するために用いられるリフトアップ手術です。「コグ」というトゲ状の突起がついた糸をこめかみ付近から挿入し、皮下組織にひっかけて頬やフェイスラインのたるみを持ち上げます。

糸の種類には、PDO(ポリジオキサノン)・PCL(ポリカプロラクトン)・PLLA(ポリ-L-乳酸)などがあり、それぞれ特性が異なります。糸の柔軟性、溶解性か不溶解性かなどに違いがあり、用途によって使い分けられます。また、場合によってはコグのない糸が使用されることもあります。

効果の持続期間は糸の種類によって異なりますが、半年から長くても2年程度でもとに戻ることがほとんどです。そのため、リフトアップによる小顔効果を維持するためには、メンテナンスが必須となります。

医療用ハイフ

医療用ハイフ(HIFU)は、「高密度焦点式超音波(High Intensity Focused Ultrasound)」の略称で、高密度の超音波を照射してリフトアップさせる施術です。皮膚の真皮層・脂肪層・SMAS筋膜の3層に超音波の熱エネルギーを届け、たるみを改善します。

顔の皮膚構造を支えているSMAS筋膜がゆるむとたるみが発生しますが、医療用ハイフでは、そのSMAS筋膜までアプローチできることが魅力です。

ダウンタイムはほぼ生じないため、施術の翌日から普段どおりの生活ができます。しかし、効果の持続期間は半年~1年程度であるため、定期的に施術を受ける必要があります。

ヒアルロン酸リフト

ヒアルロン酸リフトとは、ヒアルロン酸を気になる部分に注入し、ボリュームアップと引き上げを同時に叶える施術です。メスは使用せず、薬剤を注入するだけで悩みをピンポイントで改善することができます。

従来のヒアルロン酸注射では、皮膚をなめらかにしてシワを改善したり、へこんだ部分に薬剤を注入して、表面をフラットにしたりすることが目的で用いられていました。

しかし、ヒアルロン酸製剤の品質が向上したことで、複数の部位に薬剤を注入し、顔全体のたるみを引き上げることが可能になったのです。靭帯や萎縮した骨に薬剤を注入し、たるんだ組織を引き上げることでリフトアップによる小顔効果が見込めます。

フェイスリフト(切開リフト)

フェイスリフト(切開リフト)は、皮膚を切開してたるみの原因を直接除去する美容医療の施術です。SMAS筋膜を引き上げてリフトアップするだけではなく、余分な皮膚や脂肪も除去することができるため、額や頬などのたるみを根本的に改善することができます。

ほかにも、ほうれい線・マリオネット線・首のシワなどさまざまな悩みに対応可能です。

フェイスリフトの施術後もエイジングは進行していきますが、効果は半永久的に持続するため、糸リフトやほかの美容医療よりも持続性に期待できる施術です。

小顔になれる美容医療で切る施術と切らない施術の違い

小顔になれる美容医療で切る施術と切らない施術の違い

小顔になれる美容医療には、切る施術と切らない施術が存在します。

切る施術には、骨格そのものを変える骨切り・骨削りと、皮膚のたるみや脂肪などを除去して筋膜層から引き上げるフェイスリフトがあり、どちらも根本的な原因へのアプローチが可能です。

骨切り・骨削りの施術は、エラの張りや頬骨、大きなアゴが原因で顔が大きく見える方に適しています。多くの場合、鼻孔や口腔内などの見えない部分を切開するため、傷跡はほとんど残りません。

フェイスリフトは加齢による強いたるみや深いシワなどの根本的な改善が可能です。また、ヒアルロン酸などの注入系の美容医療や糸リフトで効果が得られなかった方にとっても、小顔になれる施術の選択肢になるでしょう。

一方、切らない施術は、咬筋が発達している方や軽度の皮膚のたるみが気になる方に適している施術です。切開をともなわないため、身体への負担を抑えられるというメリットがあります。切らない施術には、糸リフトやエラのボトックス注射・脂肪溶解注射などがあり、顔が大きく見える原因に合わせて選択することができます。

ただし、効果を実感できるのは一時的であるため、時間が経過すると元の状態に戻ってしまいます。効果を保つためには施術を定期的に受ける必要がありますが、小顔になる美容医療を初めて受ける場合は挑戦しやすい施術だといえます。

Z Clinicの小顔になれる美容医療が選ばれる理由

Z Clinicの小顔になれる美容医療が選ばれる理由

Z Clinicでは、小顔になれる美容医療のひとつとして、「LVS切開式フルフェイス(ネック)リフト」をおこなっています。

フルフェイス(ネック)リフトは、数ある顔のたるみ解消を目的とする施術のなかでもっとも高い効果が期待できる施術方法です。こめかみから耳の前・耳の後ろ・うなじの手前まで大きく切開し、フェイスライン・あご下・首まわりのたるみを根本的に改善することで小顔の印象へと導きます。

また、「LVS」はLeast Visible Scarの略で、「もっとも目立たない傷」という意味です。当クリニックでは、傷跡を可能な限り目立たなくするため、細い透明な糸で緻密な連続縫合をおこない、ノーメイクでもばれにくい仕上がりを目指しています。

LVS切開式フルフェイスネックリフトの施術を受けた50代女性の症例写真

画像引用:Z Clinic公式インスタグラム

こちらの画像は、LVS切開式フルフェイスネックリフトの施術を受けられた50代女性の症例写真です。術前は四角い印象だったフェイスラインがきれいな卵型に整い、スッキリとした小顔の印象へと変化しています。また、6か月後にはノーメイクでもほぼ傷が見えないことがおわかりになると思います。

当クリニックでは治療前にていねいなカウンセリングをおこない、お客様の不安や悩みを取り除けるよう努めています。スッキリとした小顔になりたいという方は、どうぞお気軽にご相談ください。

Z Clinicの「LVS切開式フルフェイス(ネック)リフト」について詳しくはこちらから

小顔になれる美容医療についてよくある質問

小顔になれる美容医療についてよくある質問

最後に、小顔になれる美容医療についてよくある質問にお答えしていきます。

小顔にいちばん効果がある施術は?

小顔にいちばん効果がある施術は、顔が大きく見える原因によって異なります。

たとえば、顔についた脂肪が原因の場合は、脂肪吸引や脂肪溶解注射が効果的です。また、たるみが気になるときは糸リフトやハイフ、エラ張りが原因の場合はエラボトックスが適しているでしょう。

ただし、皮膚に強いたるみがみられたり、脂肪の量が多かったりする場合、根本的に改善して小顔になるにはフェイスリフト(切開リフト)が適応となります。

小顔矯正とハイフどちらがいい?

小顔矯正とハイフのどちらがいいかは、顔の悩みやライフスタイルによっても変わってきます。

小顔矯正は骨格や筋肉にアプローチし、顔のむくみ・ゆがみ・エラ張りなどの改善を目指す施術です。おもに整体院や整骨院、エステサロンなどで施術が提供されており、複数回の施術を受けることで小顔効果を実感する方が多いようです。そのため、美容医療にやや抵抗があり、徐々に小顔の印象へと変えていきたい方に向いているといえます。

ハイフは、肌の奥深くにあるSMAS筋膜に超音波エネルギーを照射することにより、たるみの改善やリフトアップを図る施術です。医療ハイフとエステハイフがあり、両者のいちばんの違いはエネルギーの出力量です。そのため、効果の持続期間は医療ハイフで半年~1年、エステハイフで3か月程度と大きく異なります。1回の施術でできるだけ長く小顔効果を持続させたい方は、医療ハイフにメリットを感じるでしょう。

美容クリニックやエステサロンでカウンセリングを受けるなど、自分に合った小顔の施術を慎重に検討してください。

最近よく聞くインモードとはどのような施術?

インモードとは、高周波エネルギーによって皮膚の奥深くにアプローチすることで、肌のハリや弾力の向上・肌の引き締め・シワ改善などの効果に期待できる施術です。イスラエルにある医療機器メーカー、InMode社が開発した複合的な美容医療機器を使用します。

インモードではメスや注射を使用しないため、身体に負担をかけずに施術を受けることが可能です。また、施術直後から効果を実感できることが多いため、短期間で小顔の効果を得たい方に適しています。

まとめ

小顔になれる美容医療について詳しく解説

今回の記事では、小顔になれる美容医療について詳しく解説してきました。

小顔になれる美容医療では、たるみを引き上げたり、脂肪を減少させたり、筋肉の張りを抑えたりすることで小顔を目指します。現在、美容クリニックで提供される小顔のための美容医療には、脂肪吸引・脂肪溶解注射・糸リフト・フェイスリフト・HIFU(ハイフ)・ボトックス注射などさまざまな施術方法があります。

自分に適した施術方法は、骨格などの条件や、顔の脂肪・たるみの状態により異なります。最適な施術を受けて希望どおりの効果を得るためには、施術の経験が豊富で、確かな技術力をもつ医師を選ぶことが重要なポイントのひとつです。

Z Clinicでは、院長自らがカウンセリングをおこない、お客様のお悩みや希望からもっとも適切な治療法を提案いたします。さまざまな顔のお悩みに対応しておりますので、美容医療をご検討中の方はお気軽にZ Clinicまでご相談ください。

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