おでこ(額)の脂肪注入治療とは?目的や効果など解説
2025.09.10
おでこの脂肪注入とは、自分の太ももや腹部から採取した脂肪を注入することで、丸みのある女性らしいおでこを形成する施術です。
おでこにボリュームをだすことで若々しい印象を取り戻せる施術ですが、その効果や目的について気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、おでこの脂肪注入の効果やメリット・デメリット、ダウンタイムについて詳しく解説していきます。施術をご検討中の方や、おでこの形に悩んでいる方はぜひご一読ください。
おでこの脂肪注入とは

おでこの脂肪注入とは、自分の身体から採取した脂肪から不純物を取り除いて精製し、おでこの気になる部位に注入する施術です。
年齢を重ねると顔の脂肪が減少し、おでこにくぼみ・へこみができることで実年齢よりも老けて見えることがあります。また、せまく平らな形のおでこは、男性のようないかつい印象を与えたり、顔全体がさびしい印象になったりすることもあるのです。
おでこの脂肪注入の施術を受けると、ボリュームがアップして立体感のある女性らしい形に近づくことができます。おでこは、顔全体のバランスを決定する重要なパーツのひとつでもあるため、理想の状態に近づける施術を受ける方が増えています。
おでこの脂肪注入の目的

おでこの脂肪注入には、おもに以下のような目的があります。
- 顔全体のバランスを整える
- 額にボリュームや立体感をだす
- 彫りの深い顔立ちにする
- 額のシワやたるみを改善する
脂肪注入によってボリュームを加え、おでこに立体感や丸みをだすことができれば、若々しく女性らしい印象をつくることができます。また、形だけではなく、額にできたシワや、眉・目元のたるみを解消することもできます。
おでこの脂肪注入では自分の脂肪を採取して注入するため、自然な仕上がりと触り心地が期待できます。また、脂肪が定着すれば半永久的な効果が期待できることもメリットです。
おでこの脂肪注入の効果

おでこの脂肪注入には、おもに以下のような効果があります。
- 皮膚全体にハリが生まれる
- 額の厚みを増し、丸みを出すことができる
- 幹細胞によって肌質を改善できる
脂肪注入では、自分の腹部や太ももなどから採取した脂肪を注入し、皮膚を内側から押し上げます。そうすることで皮膚全体にハリが生まれ、若々しい丸みのあるおでこを取り戻すことができるのです。
また、採取した脂肪のなかには、コラーゲンの産出を促進したり、血流を改善したりする「幹細胞」という細胞が含まれています。その幹細胞の効果によって肌質そのものが改善され、ハリのあるきれいなおでこを形成できるのです。
おでこの脂肪注入をおこなうメリット

ここからは、おでこの脂肪注入をおこなうことで得られるメリットについて解説していきます。
ボリュームのある美しいおでこをつくれる
おでこの脂肪注入をおこなうと、丸みのあるなめらかな形のおでこを形成することができます。丸みをだすことにより、優しい印象をつくることが可能です。
顔のなかでも多くの面積を占めているおでこは、形を変えるだけで顔全体の雰囲気を大きく変化させることができます。また、おでこの形を自力で改善することは難しいため、理想の形に整えたい場合は、美容整形を受けるのがもっとも効果的だといえます。
額から鼻先にかけてのS字カーブがなめらかになる
おでこの脂肪注入では、額から鼻先にかけてのきれいなS字カーブをつくることができます。
S字カーブとは、横から顔を見たときに額から鼻先にかけて描かれる曲線のことを指します。一般的に、このS字カーブがなめらかになっていると横顔美人に見えるといわれています。
美しいS字を描く曲線は、相手にやわらかく女性らしい印象を与える効果もあります。このように、おでこの脂肪注入は、額から鼻先にかけたS字カーブを調整し、顔全体のバランスを整えることにも効果的です。
おでこのシワが目立ちにくくなる
脂肪注入によっておでこにボリュームが生まれると、皮膚にハリがでてシワが目立ちにくくなります。おでこにシワがあると、老けて見られるだけではなく、顔全体の立体感が失われる原因にもなってしまいます。
おでこにシワができる原因のひとつは、年齢とともに顔の脂肪が減少することです。顔の脂肪が減ると徐々にボリュームがなくなり、肌のハリを保つことが難しくなってしまいます。
おでこのシワが気になる場合は、脂肪注入をすることによって若々しく明るい印象を取り戻すことが可能です。
自然な仕上がりが期待できる
おでこの脂肪注入は、自分の腹部や太ももなどから採取した脂肪を利用するため、肌になじみやすく、触り心地も見た目も自然な仕上がりが期待できます。 また、アレルギーのリスクを抑えられることもメリットのひとつです。自分の脂肪を体内に注入するため、免疫細胞から攻撃される可能性は低いといえます。
半永久的な効果が期待できる
おでこの脂肪注入で注入した脂肪は、一度定着すれば半永久的に効果が持続します。
脂肪の定着率とは、体内に注入した脂肪のうちどれくらいが定着し、長期間残るかを表す指標です。脂肪の定着率には個人差がありますが、一般的には約50~70%といわれています。
注入した脂肪が一度定着すれば何度もメンテナンスをおこなう必要がないため、額の美しさを長期的にキープすることができます。
おでこの脂肪注入をおこなうデメリット

ここからは、おでこの脂肪注入で考えられるデメリットについて解説していきます。
施術を検討する際は、メリットだけではなく、デメリットについてもしっかりと理解しておくようにしましょう。
痛みが生じる場合がある
おでこの脂肪注入では、脂肪を採取するときや、脂肪注入のときにおこなう麻酔の注射で痛みが生じることがあります。
また、施術中は麻酔をしているため痛みを感じることはありませんが、施術後に麻酔が切れると痛みがあらわれることがあります。特に、脂肪吸引時は皮膚を小さく切開してカニューレという細い吸引管を挿入するため、物理的なダメージによって痛みや腫れが生じやすいとされています。
また、脂肪注入後は、腫れ・内出血などの症状がみられることがあります。痛みは施術後2〜3日がピークで、その後は徐々に和らいでいくケースがほとんどです。
ダウンタイムが長引く可能性がある
おでこの脂肪注入の施術後は、ダウンタイムが長引く可能性があります。特に、脂肪吸引時はカニューレを挿入して脂肪細胞を取り除くため、身体への負担を避けることはできません。脂肪を採取した部位では、施術後に痛み・内出血・腫れなどの症状があらわれることがあります。
脂肪注入後のダウンタイム期間中、最初の数日間は内出血や腫れなどが目立ちますが、1~2週間ほどかけて落ち着いていきます。
施術後に凹凸が生じることがある
おでこの脂肪注入では、施術後に凹凸が生じることがあります。これは、医師の技術力不足がおもな原因だといえます。
脂肪の注入量や注入層は施術者が決めるため、おでこの脂肪注入の実績や経験が少ない医師が施術をおこなうと、左右差や不自然な凹凸が生じることがあるのです。
脂肪注入を検討している場合は、脂肪注入の経験が豊富で、適切な注入量や注入部位が判断できる医師を選ぶことが重要です。
脂肪の定着率には個人差がある
おでこの脂肪注入では、脂肪の定着率に個人差があるといわれています。注入した脂肪の定着率は約50〜70%とされていますが、一度の施術で理想の形にならないこともあるため、脂肪が定着してから再度注入しなければならないこともあります。
特に、おでこは表情筋が動きやすい部位であるため、脂肪が定着しにくい部位とされています。定着率が高い場合は長期的な効果を期待できますが、定着率が低い場合、短期間で効果が薄れてしまうことがあります。
おでこの脂肪注入のダウンタイムと経過

おでこは皮膚が薄いため、ダウンタイムが長引く傾向があります。
おでこの脂肪注入のダウンタイムに現れる症状と経過は、おおむね以下のとおりです。
- おでこは皮膚が薄いため、施術後にむくみが生じやすい
- 内出血は比較的軽度で、メイクでカバーできる程度である
- 施術後3日~5日程度は腫れが目立つ
- 脂肪の定着が安定するまでに約1~3か月ほどかかる
施術後は、マッサージなどで無理におでこに触れることは避けましょう。また、うつぶせで眠るとおでこが圧迫されて注入した脂肪の形が変わるおそれがあるため、施術後は仰向けの体勢で眠ることが大切です。
おでこの脂肪注入とヒアルロン酸の違い

おでこの脂肪注入とヒアルロン酸のおもな違いとして、以下の2つが挙げられます。
- 効果の持続期間が異なる
- ダウンタイムの症状や期間が異なる
ヒアルロン酸は、注入後の持続期間が3か月〜12か月程度とされていますが、脂肪注入では、脂肪が定着すれば半永久的な効果が得られます。脂肪注入は施術を何度も繰り返す必要がないため、ヒアルロン酸よりもコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。
また、ヒアルロン酸の施術では細い注射器を使用して注入するため、腫れや内出血などのダウンタイムはほとんどありません。一方、脂肪注入はダウンタイムの期間が1~2週間程度あり、内出血・腫れ・むくみが生じることがあります。
おでこの脂肪注入ならZ Clinicがおすすめ

Z Clinicでは、おでこの気になるシワやたるみを、「脂肪注入術(自己脂肪採取+移植術)」によって改善することができます。自分の脂肪やコラーゲンを注射器で採取し、遠心分離で不純物を取り除いて濃縮したあと、おでこのシワやへこみの気になる部分に注入するという施術です。
脂肪注入術の治療時間は約10~30分と短く、脂肪の締約後は効果が半永久的に持続します。注入の際はメスを使わないため、傷跡が目立ちにくいことも魅力のひとつです。
さらに、当クリニックでは「マフトガン(精密脂肪注入機器)」を使用しているため、注射器での脂肪注入では難しい繊細なデザインにも対応が可能です。
また、注入する脂肪の粒子を細かく加工することで、皮膚の薄い部位や細かい部位により注入しやすくする「ナノファット」という脂肪注入術にも対応しております。こちらは、ヒアルロン酸や脂肪注入では期待どおりの効果が得られなかった方におすすめです。
施術前には、クリニックの代表である江連医師自らがカウンセリングを担当し、お客様の希望やお悩みをしっかりヒアリングして最適な治療法を提案いたします。おでこの脂肪注入を検討されている方は、ぜひ一度Z Clinicにご相談ください。
>>Z Clinicの脂肪注入術(自己脂肪採取+移植術)について詳しくはこちらから
>>Z Clinicのナノファットについて詳しくはこちらから
おでこの脂肪注入についてよくある質問

最後に、おでこの脂肪注入についてよくある質問に回答していきます。
おでこの脂肪注入の施術中やダウンタイムの痛みはどれくらい?
おでこの脂肪注入の施術は麻酔をした状態でおこなうため、痛みを感じることはほとんどありません。ただし、局所麻酔をするとき、注射針のチクッとした痛みを感じる場合があります。
施術直後は、筋肉痛のような痛み・内出血・腫れの症状が生じることがありますが、これらの症状は比較的軽度で、約1〜2週間程度で治まることがほとんどです。
もしもダウンタイム中の痛みがひどいときは、医師と相談のうえで痛み止めを飲むこともできます。腫れがひどいときは、濡れタオルやアイシングバッグなどで患部を冷やすとよいでしょう。
おでこの脂肪注入の定着率は?
おでこの脂肪注入の定着率は、約50%~70%といわれていますが、最終的にどの程度定着するかは人により異なります。脂肪の定着率を上げるためには、おでこの脂肪注入の経験が豊富で、技術力の高い医師に施術をしてもらうことが重要です。
また、施術後のケアをていねいにおこなうこともポイントです。おでこを圧迫したり、施術後3日目以降も患部を冷やし続けたりする行為は、ダウンタイム症状の回復やきれいな仕上がりを妨げるため避けましょう。また、タンパク質やビタミン類を豊富に含む食事をとるなど、バランスのよい食事をこころがけることも大切です。
おでこの脂肪注入の効果は永久的?
おでこの脂肪注入では、一度脂肪が定着すれば半永久的な効果の持続が期待できます。また、「コンデンスリッチファット注入」や「マイクロCRF注入」では、脂肪のなかに含まれる不純物を除去して健康な脂肪細胞を注入するため、より多くの脂肪を定着させることが可能です。
まとめ

今回の記事では、おでこの脂肪注入について詳しく解説してきました。
おでこの脂肪注入とは、自分の身体から脂肪を採取し、へこみやくぼみ、ボリュームをだしたい部位などに注入する施術です。脂肪注入をおこなうと、丸みのある女性らしいおでこを形成することができます。
ただし、脂肪の定着率には個人差があるため、一度の施術で理想の形にならないこともあります。定着率を上げるためには、おでこの脂肪注入の施術経験が豊富で、信頼できる医師のもとで施術を受けることが重要です。
Z Clinicでは、「脂肪注入術(自己脂肪採取+移植術)」と「ナノファット」により、おでこの気になるシワやたるみを改善して丸みのあるおでこを形成することができます。
おでこの脂肪注入を検討されている方は、ぜひ一度Z Clinicにご相談ください。