ショッピングリフトとは?特徴や特徴と糸リフトとの違い、メリット・デメリットなど解説
2026.08.14
年齢を重ねるにつれて、顔のたるみやハリ・弾力の低下が気になりはじめる方は少なくありません。近年、そのような悩みを手軽に改善できる施術として、メスを使用せずにナチュラルな若返り効果を得られる「ショッピングリフト」が注目されています。
そこでこの記事では、ショッピングリフトの特徴や得られる効果、メリット・デメリット、糸リフトとの違いについて紹介していきます。お顔のエイジングの症状にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
ショッピングリフトとは

ショッピングリフトとは、髪の毛よりも細い医療用の糸を皮膚の浅い部分に挿入する施術です。糸の刺激によって、肌の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンの生成が促され、ハリや弾力が向上するとされています。
挿入した糸は、約6か月から1年ほどかけて徐々に体内に吸収されていきますが、メスを使用しないため身体への負担を抑えられることが魅力のひとつです。
また、施術時間は15分から30分程度で、ダウンタイムの期間が比較的短いことも特徴です。糸リフトのように大きな変化には期待できませんが、気軽に受けられる施術として人気があります。
ショッピングリフトに期待できる効果

ショッピングリフトに期待できる効果として、おもに以下のような点が挙げられます。
- 肌のハリや弾力が向上する
- 顔のたるみを改善する
- 毛穴・小じわを改善する
- ほうれい線を改善する
- 二重あごを改善する
- フェイスラインを引き締める
ショッピングリフトの施術では、皮膚に挿入した糸が体内に吸収される過程で、コラーゲンやエラスチンを生みだす「線維芽細胞」が刺激されます。その結果、コラーゲンやエラスチンの生成が促され、肌のハリや弾力が内側から向上することで肌全体が自然に若返ったかのような仕上がりになるのです。
また、挿入した糸が内側から皮膚を支えることで、頬のたるみやフェイスラインのもたつきが改善されます。
ショッピングリフトと糸リフトの違い

顔のたるみにアプローチする施術として「糸リフト」がありますが、ショッピングリフトとの違いがよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ショッピングリフトと糸リフトの違いについて詳しく解説していきます。
適応部位
ショッピングリフトは皮膚の浅い層にアプローチし、糸の刺激によって肌のハリ・弾力の向上を目指す施術です。特に、目元や額の小じわ・ほうれい線などの部位に適しており、軽度のたるみや、フェイスラインのハリ・弾力の向上に効果的だとされています。
一方、糸リフトは、皮下脂肪や筋膜の浅い層にはたらきかけることで、たるみを物理的に引き上げる施術です。おもにフェイスラインや頬・あご・首などの部位に適しており、軽度~中程度のたるみ改善や、小顔効果を期待する方におすすめです。
使用する糸の種類や本数
ショッピングリフトには、体内で分解される「ポリジオキサノン(PDO)」などの素材を使用した、髪の毛よりも細くなめらかな糸が用いられます。数十本単位の糸を皮膚に挿入することにより、肌内部のコラーゲンやエラスチンの生成を促進させます。
糸リフトでは、「コグ」と呼ばれる突起やトゲが付いている糸を使用します。皮下組織に突起を引っ掛けて高いリフトアップ効果を得ることが目的です。また、使用する糸の本数はショッピングリフトよりも少ないことが一般的です。
効果の持続期間
ショッピングリフトは、効果の持続期間が6か月~12か月程度と比較的短めです。継続的に効果を得るためには、施術を定期的に続ける必要があります。
一方、糸リフトの効果の持続期間は1年~2年半程度と、ショッピングリフトよりも比較的長いことが特徴です。ただし、使用する糸の本数や種類・施術方法・個人の体質などによって効果の持続期間は異なります。
ダウンタイムの期間
ショッピングリフトは、施術後のダウンタイムが比較的少ないとされています。軽度の腫れや内出血があらわれることもありますが、1週間程度で落ち着いていく場合がほとんどです。
対して糸リフトは、トゲのついた糸を皮下脂肪や筋膜の浅い層に挿入するため、腫れや内出血などのダウンタイムが数日から1週間程度続くことがあります。ショッピングリフトよりも大きな変化が得られる施術ですが、ダウンタイムの期間を考慮しておく必要があります。
麻酔の有無
痛みの感じ方には個人差がありますが、ショッピングリフトの施術では強い痛みを感じることは比較的少ないとされています。麻酔なしで施術できるケースも多いですが、痛みに敏感な場合は麻酔クリームを使用することもあります。
一方、糸リフトの施術では、局所麻酔や静脈麻酔を使用します。施術が広い範囲に及ぶときは、麻酔の量や種類を増やすことで、施術中の痛みを軽減することができます。
ショッピングリフトのメリット

ここからは、ショッピングリフトのメリットについて解説していきます。
傷跡が残りにくい
ショッピングリフトの施術では極細の糸や針を用いるため、施術後の傷跡が残りにくいことがメリットとして挙げられます。小さな傷跡ができることはありますが、時間が経つにつれて徐々に目立たなくなっていきます。
切開フェイスリフトをはじめとしたメスを使う施術では、傷跡が残ってしまうリスクがあります。しかし、ショッピングリフトは自然なリフトアップ効果を得られながらも傷跡が残りにくいため、気軽に美容整形を受けたい方にとっては理想的な選択肢だといえます。
ダウンタイムが比較的短い
ショッピングリフトの施術後は、内出血や腫れなどが生じることがあります。しかし、多くの場合は数日程度で落ち着くため、気軽に受けやすい施術だとされています。
メスを用いた大がかりな施術と比較すると、ショッピングリフトのダウンタイムの期間は圧倒的に短いといえるでしょう。
自然な仕上がりが叶う
ショッピングリフトは、物理的に皮膚を引き上げるようなリフトアップ施術と異なり、人体にもともと備わった美容成分の生成を促す施術です。そのため、自然な仕上がりが叶いやすいことが魅力だといえます。
劇的な変化は望めませんが、周囲に気づかれずにナチュラルな若々しさを手に入れることができます。施術後の不自然な感覚や、引きつったような違和感が少ないこともメリットのひとつです。
ショッピングリフトのデメリット

さまざまなメリットがあるショッピングリフトですが、デメリットも少なからず存在します。ここからは、ショッピングリフトのデメリットについて詳しく解説していきます。
腫れや内出血が生じるリスクがある
気軽に受けられると人気のショッピングリフトですが、施術後に軽度の腫れや内出血が生じたり、表情を変えることで顔がつっぱるような感覚になったりすることがあります。
これらの症状は数日で落ち着くことがほとんどですが、体質によっては回復に時間を要する可能性もあります。大事なイベントが控えているときは、余裕のあるスケジュールで施術を受けることが大切です。
効果を感じられるまでに時間がかかる
ショッピングリフトは、効果を感じられるまでに1〜2週間程度かかります。これは、挿入した糸が吸収されていく過程で、徐々にコラーゲンやエラスチンが生成されて肌質が改善していくためです。
すぐに高い効果を期待できる施術ではありませんが、約2~3か月後にはコラーゲンの生成がさらに進み、効果が実感できるようになるのが一般的です。
効果の持続期間が比較的短い
ショッピングリフトの効果の持続期間には個人差がありますが、約半年から1年とされています。時間の経過とともに体内に挿入した糸が吸収されていき、徐々に元の肌質に戻っていくためです。
一度の施術では永続的な効果は期待できないため、長期的な効果を得るためには定期的に施術を受け続ける必要があります。
進行したたるみには効果が期待できない
皮膚のたるみが進行している場合、ショッピングリフトで期待した効果を得ることは難しいでしょう。中程度~重度のたるみが生じている場合は、ショッピングリフトや糸リフトで引き上げるだけでは症状を改善することが困難なケースが多くみられます。
そのような場合は、糸リフトと脂肪吸引・脂肪注入などを併用した施術や、切開フェイスリフトが適応となることがあります。
ショッピングリフトの施術の流れ

ショッピングリフトの施術の流れはクリニックにより異なりますが、おおむね以下のとおりです。
- カウンセリング
施術前に、医師が患者の希望や悩みをヒアリングします。そして肌の状態を実際に確認し、糸の挿入部位や適切な本数を決定します。 - 施術前の準備
施術前に肌に付着した汚れやメイクを落とし、施術部位を清潔にします。また、糸を挿入する部位にマーキングをおこない、糸の挿入部位を確認します。 - 施術
麻酔を施した後、ショッピングリフト専用の極細の針を使用して皮膚の浅い層に糸を挿入していきます。 - アフターケア
施術後の過ごし方や注意点、ダウンタイムを軽減するためのケアについて医師から説明を受けます。
ショッピングリフトはダウンタイムが比較的短い施術ではありますが、施術後の過ごし方によっては回復に悪影響を及ぼすことがあります。医師に指示はしっかりと守るようにしましょう。
ショッピングリフトのダウンタイム

ショッピングリフトで起こり得るおもなダウンタイムの症状には、以下のようなものが挙げられます。
- 赤み
皮膚を針で刺すため、赤みや点状の内出血が生じることがあります。 - 腫れ
施術後に腫れが生じることがありますが、むくみのような軽い症状であることがほとんどです。症状は施術当日から翌日にかけてピークを迎えます。 - 内出血
施術直後に青紫色の内出血がみられることがあります。徐々に黄色に変化し、最終的には自然な肌色へと戻っていきます。 - 痛み
施術後はじんわりとした痛みを感じることがありますが、鎮痛剤でコントロールできる程度です。痛みに弱い方は医師に相談し、鎮痛剤を服用してもよいでしょう。
美しい仕上がりを得るためには、ダウンタイムの過ごし方が重要です。長時間の入浴や激しい運動は避け、施術部位を強く圧迫しないように注意しましょう。
ショッピングリフトの費用

ショッピングリフトの費用相場は、おおむね以下のとおりです。
| 使用する糸の本数 | 費用相場 | おもな適用部位 |
|---|---|---|
| 20本 | 30,000円~50,000円 | ほうれい線・目の下のたるみなど |
| 50本 | 60,000円~100,000円 | 頬・フェイスラインなど |
| 100本 | 100,000円~200,000円 | 顔全体・首のしわなど |
ショッピングリフトの費用は、使用する糸の本数に応じて設定されることが一般的です。本数が増えれば増えるほど、1本あたりの単価が安くなる傾向にあります。
ただし、上記はあくまでも目安であり、実際の費用はクリニックによって異なります。費用の詳細は、カウンセリング時にしっかり確認するようにしましょう。
ショッピングリフトに関するよくある質問

最後に、ショッピングリフトについてよくある質問に回答していきます。
ショッピングリフトはハイフ(HIFU)の施術と併用できる?
ショッピングリフトとハイフの施術は併用することができます。同日に2つの施術を受けられる場合もありますが、ダウンタイムが長引く可能性があるため、一定の間隔を空けることが推奨されます。カウンセリングを受ける際に医師に相談し、適切なプランを立てることが重要です。
ショッピングリフトと糸リフトはどちらが良い?
ショッピングリフトと糸リフトのどちらが良いかは、希望や悩みによって異なります。
糸リフトは、輪郭の崩れやフェイスラインのもたつき、軽度~中程度のたるみなどが気になる方におすすめの施術です。
一方でショッピングリフトは、顔の細かいシワや肌のハリ・弾力の低下などが気になっている方に向いているでしょう。「肌の質感をきれいにしたい」「軽度のたるみを改善したい」といった方に人気の施術です。
ショッピングリフトの施術当日はメイクや入浴・飲酒は可能?
ショッピングリフトの施術当日は、極力メイクは控えましょう。翌日からであれば通常どおりメイクすることができます。
入浴・飲酒については、施術当日は避けることが重要です。血行がよくなると、内出血や腫れが強くでてしまう可能性があります。少なくとも1週間程度は、入浴や飲酒を控えたほうがよいでしょう。
ショッピングリフトの施術は周囲に気づかれる可能性はある?
ショッピングリフトは、切開をともなう施術に比べるとダウンタイムが少ない傾向にあります。そのため、周囲に気づかれる可能性は比較的低いといえるでしょう。しかし、体質によっては、内出血や軽度の腫れがあらわれることがあります。
まとめ

この記事では、ショッピングリフトの特徴やメリット・デメリット、ダウンタイムについて詳しく解説してきました。
ショッピングリフトは、軽度の顔のたるみの改善や、肌のハリ・弾力の向上に期待できる施術です。糸リフトのように大きな変化は得られませんが、気軽に受けられることやナチュラルなリフトアップ効果が得られるということから人気を集めています。
ただし、ショッピングリフトの効果の持続期間は約半年から1年と比較的短いため、効果を維持するためには定期的なメンテナンスが必要です。
また、ショッピングリフトは中程度~重度のたるみのある方には適応とならない場合があります。理想とする仕上がりを目指すためにも、どのような施術がもっとも適しているかを医師にしっかりと診断してもらうようにしましょう。
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