卵形の顔に整形したい!輪郭整形の専門ドクターが分かりやすく解説
2025.06.12

卵形の顔は縦横のバランスがよく、美人比率とされる理想的なフェイスラインです。女優やモデルにも多く憧れる人が多い輪郭ですが、四角顔や丸顔、加齢によるたるみなどが解消されず、卵形に近づけないことに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、卵形の顔に整形する方法について詳しく解説していきます。自分にあった整形方法を見つけるためにも、ぜひ最後までご覧ください。
卵形の顔が理想といわれる理由

卵形の顔が理想とされる理由は、美しさとバランスの良さにあります。
卵形の顔とは、どの角度から見ても滑らかな曲線を描く卵のような輪郭を指します。フェイスラインに角張った部分がなく、全体的に丸みを帯びている一方で、顎先はシャープですっきりしているのが特徴です。
理想の卵形フェイスラインを手に入れるためには、エラの張りをボトックス注射で抑えたり、顎にヒアルロン酸を注入してシャープさを出したりと、一人ひとりの状態に合わせて複数の美容整形を組み合わせて調整します。
顔周りがもたつく原因

卵形の顔から遠ざかる顔周りのもたつきの原因はひとつではなく、さまざまな要因が絡み合っている場合がほとんどです。ここでは、おもな4つの原因について詳しく解説していきます。
むくみ
顔のむくみは、卵形のフェイスラインをぼやけさせる原因のひとつです。体内の水分バランスが崩れ、皮膚の下に余分な水分が溜まることで発生します。
特に、塩分の多い食事を摂ると体は水分を溜め込みやすくなるため、むくみにつながります。また、睡眠不足・ストレス・運動不足による血行不良も、リンパの流れを滞らせ老廃物や余分な水分が排出されにくくなる要因となります。
顔のむくみは一時的な場合が多く、リンパマッサージで流れを促進したり、十分な睡眠をとったりなど生活習慣の見直しで改善が期待できます。
たるみ
顔のたるみは加齢とともに多くの人が直面する悩みであり、輪郭を崩す大きな原因です。
肌の弾力やハリを支えているコラーゲンやエラスチンなどの成分は、年齢を重ねるごとに減少していきます。さらに、紫外線はコラーゲン繊維を破壊し生成を妨げるため、たるみを加速させる外的要因となります。
また、皮膚や脂肪を支えている表情筋の衰えもたるみを引き起こします。普段あまり使わない筋肉は年齢とともに衰え、重力に逆らえずに垂れ下がっていきます。
たるみが進行すると、ほうれい線やマリオネットラインが深くなるなど見た目年齢を左右する変化が現れ、セルフケアだけで卵形の顔に近づけるのは難しくなるでしょう。
脂肪
顔についた余分な脂肪も、シャープな卵形の輪郭を損なう原因です。特に、頬や顎下に脂肪がつくと、フェイスラインがぼやけて丸顔に見えたり、二重顎になったりしてしまいます。顔の脂肪は食生活や運動習慣などの生活習慣に影響されますが、遺伝的な要因もあります。
顔の脂肪には、皮膚のすぐ下にある皮下脂肪と深い層にあるバッカルファットの2種類があります。バッカルファットは、若い頃は頬の高い位置にありますが、加齢とともに垂れ下がりブルドッグのようなたるみの原因になることもあります。
ダイエットで顔の脂肪を落とすのは難しい場合も多く、輪郭をすっきりさせるには美容医療の力を借りるのもひとつの手です。脂肪吸引やバッカルファット除去などで、気になる部分の脂肪を直接取り除けます。
エラ張り
エラが張っていると、顔が大きく見えたり角張った印象を与えたりします。卵形から遠ざかるエラ張りの原因には、大きく分けて骨格と筋肉の2つがあります。
骨格が原因のエラ張りは、生まれつき下顎の骨(下顎角)が外側に張り出している状態です。セルフケアで改善するのは難しく、卵形の顔にするには骨そのものを削る整形手術が必要になります。
一方、筋肉が原因のエラ張りは、物を噛むときに使う咬筋(こうきん)が過剰に発達している状態です。無意識の食いしばりや歯ぎしりの癖、硬いものをよく食べるなどの習慣が咬筋を発達させます。筋肉が原因の場合は、ボトックス注射でエラ張りを解消し卵形の顔に近づけることが可能です。
卵形の顔に整形する方法

ここからは、卵形の顔になるための具体的な整形方法を解説していきます。それぞれの整形方法の特徴を理解し、自分の希望やライフスタイルに合った整形方法を見つけましょう。
フェイスリフト
フェイスリフトは加齢による皮膚のたるみやシワを根本的に改善し、卵形の顔に近づける整形手術です。なかでも、セルフケアやほかの治療では改善が難しい、進行したたるみに効果があります。
フェイスリフト整形では、切開して余分な皮膚を取り除きます。たるんだ筋肉からしっかりと引き上げるためリフトアップ効果が長期間続くのが特徴です。
Z-Clinicでは、傷跡をほとんど目立たせずにリフトアップ効果が期待できる「LVS切開式フェイスリフト」をご提供しています。たるみを根本から解消し、シャープな卵形の顔になりたい方に最適な整形方法です。
>>Z Clinicの「LVS切開式フェイスリフト」について詳しくはこちらから
骨切り
骨切り手術は、骨格そのものにアプローチして卵形の顔に近づける整形です。エラが張っている・顎が長い・しゃくれているなど、骨格が原因で理想の卵形フェイスラインが作れない場合に適しています。
骨切り整形の効果は半永久的ですが、体への負担が大きいため、術後の腫れや痛みが引くまでのダウンタイムが長くなる傾向があります。
骨格が原因で長年輪郭に悩んできた方や、ほかの整形では満足のいく効果が得られなかった方におすすめの整形方法です。
脂肪吸引
顔の脂肪吸引は、極細の管で頬や顎下にある余分な皮下脂肪を直接吸引する整形方法です。
ダイエットでも落ちにくい顔の脂肪を取り除けるため、フェイスラインが整い卵形の顔に近づけます。
整形の方法としては、耳の後ろなど目立たない部分を数ミリ切開するだけで済むため、傷跡はほとんど分かりません。骨切り手術などに比べると体への負担は少なく、ダウンタイムも比較的短いのが特徴です。
また、脂肪細胞の数そのものを減らすため、リバウンドのリスクが低いこともメリットのひとつです。以下の記事でも脂肪吸引について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
>>顔(頬・顎下)の脂肪吸引とは?デメリットや相場など徹底解説
バッカルファット除去
バッカルファット除去は、頬の内側にある脂肪の塊(バッカルファット)を取り除く整形方法です。バッカルファットは頬をふっくらと見せる役割がありますが、加齢とともに下垂し口元のたるみ・ブルドッグ顔・ほうれい線を深くする原因となります。
バッカルファットを除去すれば将来的なたるみを予防でき、すっきりとした小顔効果を得ることが可能です。
手術は口の中を切開しておこなわれるため、顔の表面に傷が残る心配はありません。施術時間も比較的短く術後の腫れも少ないため、ダウンタイムが短いことがメリットです。
丸顔で悩んでいる方や口周りのもたつきが気になる方に適しています。
糸リフト
糸リフトは、コグと呼ばれるトゲのついた特殊な医療用の糸を皮下に挿入し、皮膚や脂肪を物理的に引き上げて卵形の顔をつくる整形です。切開しないためダウンタイムが短く、整形直後からリフトアップ効果を実感できる手軽さが魅力です。
また、糸が周辺組織を刺激することでコラーゲンやエラスチンの生成を促進する効果にも期待できるため、肌にハリと弾力が生まれ肌質の改善にもつながるとされています。
ただし、半永久的に卵形の顔を維持できるわけではなく、持続期間は半年~2年ほどです。
効果を保つには定期的な施術が必要ですが、メスを使わずにたるみを改善したい方におすすめの整形です。以下の記事でも糸リフトについて詳しく解説していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
>>糸リフト(スレッドリフト)とは?効果やダウンタイムなど徹底解説
エラボトックス
エラボトックスは、発達した咬筋(エラの筋肉)にボツリヌストキシン製剤を注射して筋肉の緊張を和らげ、動きを抑制する整形です。筋肉は使わないと徐々に小さくなるため、ボトックス注射で咬筋の働きを弱めることでエラの張りが解消され、卵形の顔に近づくことができます。
メスを使わず注射のみで整形できるため、施術時間はわずか5〜10分程度です。ダウンタイムもほとんどなく、術後の腫れや痛みも少ないため日常生活に支障をきたすこともありません。
効果は整形後1か月ほどで徐々にあらわれ、3~4か月程度続きます。食いしばりや歯ぎしりが原因でエラが張っている方に効果的な整形方法です。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射は、体内に存在する保湿成分であるヒアルロン酸を顔に注入する整形です。
顎に自然なボリュームと高さを加えることで、理想とする卵形の顔に近づけます。また、こめかみの凹みや頬のコケに注入して、滑らかで若々しい輪郭を作ることも可能です。ダウンタイムはほとんどなく、注入直後から効果を実感できる即効性も大きな魅力です。
しかし、ヒアルロン酸は体内に吸収されるため効果が続くのは半年~2年ほどのため、卵形の顔を維持するには定期的な施術が必要になります。
メスを使うことに抵抗がある方や、手軽に卵形の顔になりたい美容整形初心者の方も安心して受けられる整形です。
脂肪注入
脂肪注入では、腹部や太もも・二の腕などから採取した脂肪をボリュームが不足している部位に注入することで、フェイスラインを美しく整えます。
自分の脂肪を使うためアレルギー反応などの副作用のリスクも低く、脂肪の定着後はその効果を半永久的に維持できることが特徴です。また、額やこめかみ、頬などに注入することで卵型のフェイスラインをつくるだけではなく、ゴルゴラインやマリオネットラインの改善など、若返り効果にも期待できる整形方法です。
脂肪を採取する際の切開は数ミリ程度とごく小さく、注入には注射針を使用するため、ほかの切開をともなう施術よりもダウンタイムが少ないというメリットもあります。そのため、切る整形にやや抵抗があるという方でも受けやすい整形だといえるでしょう。
脂肪溶解注射
脂肪溶解注射は、脂肪を溶かす作用のある薬剤を皮下脂肪に直接注射する整形です。フェイスラインや二重顎・頬の脂肪など、特定の部位だけを部分的にサイズダウンさせたい場合に有効です。
注射のみで整形できるため、体への負担が少なくダウンタイムが短いことが特徴です。軽い腫れや内出血が出る場合がありますが、通常2〜3日から1週間程度でおさまります。
効果は施術後数日かけて徐々にあらわれます。脂肪吸引に抵抗がある方や、手軽に脂肪を減らして卵形の顔に近づきたい方におすすめの整形です。
卵形の顔にする整形の選び方

卵形の顔にする整形には、さまざまな方法があります。ここでは、自分に合う整形方法をどのように選べばよいのか、さらに深堀りしていきます。
手軽に卵形の顔になりたいなら切らない整形
美容整形が初めての方や、ダウンタイムを最小限に抑えたい方には「切らない整形」で卵形の顔をつくるのがおすすめです。
- ヒアルロン酸注射
- ボトックス注射
- 糸リフト
- 脂肪溶解注射
切らない整形の大きなメリットは、手軽さです。痛みが少なく、ダウンタイムがほとんどないため、日常生活への影響を心配せずに整形できます。
しかし、効果の持続期間には限りがあります。理想とする卵形の顔を維持するには、数か月から数年に一度、定期的なメンテナンスが必要です。
効果の持続性を重視するなら切る整形
一度の整形で根本的な悩みを解決し、半永久的に卵形の顔を維持したい方は「切る整形」がおすすめです。
- フェイスリフト
- 骨切り
- 脂肪吸引
- 脂肪注入
切る整形は、たるみの原因である筋膜(SMAS)・余分な皮膚・骨・脂肪細胞に直接アプローチできるため、卵形の顔を長期間維持できることがメリットです。
しかし、ダウンタイムは数週間から数か月と長くなる傾向があります。術後の腫れや内出血、痛みも切らない整形に比べて強く出る場合があると理解しておきましょう。
Z-Clinicでは、傷跡がほとんど目立たない「LVS切開式リフトアップ手術」を提供しております。LVSとはLeast Visible Scar(=最も目立たない傷)の略で、美容外科医にもバレにくい仕上がりを目指しています。傷跡が心配という方も、ぜひ一度当クリニックにご相談ください。
卵形の顔にする整形でよくある質問

最後に、卵形の顔にする整形についてよくある質問にお答えしていきます。
卵形になる方法でマッサージは有効?
フェイスマッサージで血行やリンパの流れを促進することによりむくみの解消はできますが、骨格の形を変えたり、皮膚を引き上げたりして卵形の顔になるのは不可能です。
エラの張りが骨格によるものか、咬筋の発達によるものかによっても対処法は異なります。また、間違った方法で強くマッサージを続けると、かえって肌を傷つけたり、たるみを助長したりするリスクもあります。
マッサージはむくみ対策としておこないましょう。卵形の顔に近づくには、悩みの原因に応じた美容整形を選ぶほうが確実です。
ひょうたん顔の原因は?
ひょうたん顔とは、頬骨のあたりが横に張り出して下の頬がこけて見える状態をいいます。さらにこめかみも痩せていると、輪郭が滑らかではなく卵形の顔とは程遠い印象になってしまいます。ひょうたん顔の原因は、おもに加齢による顔の脂肪の変化と骨格が考えられます。
加齢によって顔の脂肪は減少し、位置も下へと移動していきます。とくに、頬の高い位置にあった脂肪が減少・下垂したり、頬の深い部分の脂肪(バッカルファット)が萎縮したりすると頬がこけて見えやすくなります。
一方で頬骨はそのまま残るため、相対的に頬骨の張りが目立ってしまいます。また、もともと頬骨が高く脂肪が少ない骨格の方も、年齢とともにひょうたん顔が目立ちやすくなる傾向があります。
卵形の顔に近づくには、こけた頬やこめかみにヒアルロン酸や脂肪を注入して丸みを取り戻し、滑らかな輪郭をつくる整形が有効です。また、たるみが原因の場合は、糸リフトやフェイスリフトによる引き上げで輪郭のデコボコが改善される場合もあります。
顔が四角いのは骨が原因?
顔が四角く見える原因は、骨だけとは限りません。骨格と筋肉の2つの要因が考えられ、両方が複合しているケースも少なくありません。
1つ目の原因は骨格です。下顎の角の部分がもとから大きく外側に張り出している場合、顔の輪郭が角張って見えます。生まれつきの骨格によるため、セルフケアで改善するのは難しいでしょう。
2つ目の原因は筋肉です。物を噛むときに使う咬筋が過剰に発達することで、エラが横に張り出して見えます。この場合は、筋肉の働きを弱めるエラボトックス注射で卵形の顔に近づけるでしょう。
まとめ

本記事では、フェイスラインがもたつく原因から卵形の顔にする整形方法まで、詳しく解説してきました。顔周りのもたつきにはさまざまな原因があり、その原因によって卵形の顔にする整形方法は異なります。どの整形が自分に合っているのかを判断するには、専門的な知識をもつ医師による正確な診断が不可欠です。
自己判断をせずにクリニックでカウンセリングを受け、自分の顔の状態を正しく把握することから始めましょう。
Z-Clinicでは、切るリフトアップ手術だけで何千件もの執刀実績がある院長の江連医師が、一人ひとりの骨格や顔の状態、理想のイメージをていねいにヒアリングし、卵形の顔に近づくための最適な治療法をご提案いたします。
卵形の顔にする整形でお悩みの方は、お気軽にZ-Clinicまでお問い合わせください。