70代のための顔の脂肪注入|効果や注意点など徹底解説
2026.06.16
歳を重ねても魅力的な女性でありたいと思うのは、多くの女性が抱く自然な想いです。しかし、70代になると顔全体にボリュームの低下が目立ちやすくなり、頬のこけや目元のくぼみ、ほうれい線など、いくつかの悩みが重なってあらわれてきます。
こうした変化に対して、若返りの美容医療のひとつである「脂肪注入」を検討されている方も多いのではないでしょうか。その一方で、「70代でも施術を受けられる?」「体への負担やリスクは大丈夫?」と不安を感じる方も少なくありません。
今回の記事では、70代の方が脂肪注入を受ける際に知っておきたい効果や注意点など、わかりやすく解説していきます。施術を前向きに検討している方はもちろん、脂肪注入について知りたいという方もぜひ参考にしてください。
70代の顔の変化とエイジングの特徴

70代の顔の変化で特に目立つのが、顔全体のボリュームの低下です。頬やこめかみの脂肪が大きく減少することで深いくぼみが生じ、顔に影ができやすくなります。また、コラーゲンやエラスチンの減少により肌のハリが失われ、たるみも少しずつ進行していきます。
さらに、加齢の影響で骨の吸収が進むため、顔の土台が痩せていく傾向にあります。土台が小さくなることで皮膚や脂肪を支えきれなくなり、ほうれい線やマリオネットライン、目元のくぼみがより深く刻まれるようになります。
脂肪注入とは

脂肪注入は、自分の体から採取した脂肪を顔のくぼみや凹み、しわが気になる部分に注入してボリュームを補う施術です。自分の組織を使用するため、アレルギー反応のリスクが少なく、脂肪の定着後は長期にわたって効果が持続します。また、ボリュームやシワの改善に加えて、肌のツヤやハリを引き出す美肌効果も期待できます。
脂肪注入の施術方法
脂肪注入は、脂肪採取・脂肪の加工・脂肪注入の3つのステップでおこなわれます。ここでは、それぞれの内容について詳しく紹介していきます。
【ステップ1】脂肪採取
脂肪採取では、太ももや下腹部・二の腕などから脂肪を採取します。70代の場合、採取できる脂肪の量や質を事前に確認することが重要です。
【ステップ2】脂肪の加工
次に採取した脂肪を遠心分離機や専用機器で精製し、不純物を取り除きます。脂肪の加工のおもな方法として「コンデンスリッチファット」と「ナノファット」の2種類があります。
コンデンスリッチファット
加工方法:専用機器で不純物を除去し高純度の脂肪に加工
適応部位:顔全体、特に頬やこめかみなど、ある程度のボリュームを補いたい部位
ナノファット
加工方法:コンデンスリッチファットをさらに超微細な粒子状に加工
適応部位:顔全体、特に目元や口元など繊細な部位
【ステップ3】脂肪注入
最後に、処理した脂肪をくぼみやしわなど、気になる部位へ慎重に注入していきます。
施術の流れ
ここでは、カウンセリングから施術当日までの流れについて、順を追って説明していきます。
- カウンセリング
医師が顔の状態を診察し、悩みや希望の仕上がりをヒアリングしたうえで脂肪の注入部位と採取部位を決定します。また、健康状態や服用中の薬についても詳しく確認し、施術が可能かどうか判断します。 - デザイン
カウンセリングで確認した内容をもとに、脂肪の注入部位や量を踏まえてマーキングをおこないます。 - 麻酔
局所麻酔または静脈麻酔を用いて施術をおこないます。70代の方には、体への負担や安全性を考慮して適切な麻酔方法を選択します。 - 脂肪採取
太もも・下腹部・二の腕などから、先端の細いカニューレという管を使い脂肪を採取します。皮膚を小さく切開し、脂肪を吸引していきます。あらかじめ麻酔をおこなうため、痛みをほとんど感じることなく施術を受けることができます。 - 脂肪の精製・加工
採取した脂肪を遠心分離機や専用機器で処理し、注入するための脂肪に加工していきます。注入部位によってコンデンスリッチやナノファットなど、加工方法を使い分けます。 - 脂肪注入
加工した脂肪は、極細カニューレ(手打ち)や精密脂肪注入機器(マフトガン)などを使い、気になる部位にていねいに注入していきます。より少ない量を細かく注入することで、皮膚表面の凸凹やしこりのリスクを抑えることができます。 - 術後の処置
脂肪採取部位にテープもしくは包帯で固定し、注入部位の針穴にはテープを貼り保護します。以上で施術は完了です。なお、施術時間は注入部位や量によって異なりますが、目安としては2〜3時間程度です。
Z Clinicでは、術後の痛みを抑えるための麻酔エクスパレル(長時間作用型局所麻酔)をご用意しております。施術後に最も痛みを感じやすいのは、最初の約3日間です。エクスパレルは施術後に注射する麻酔薬で、約72時間にわたって持続的に麻酔効果を発揮し、痛みが気になりやすい時期をしっかりサポートします。
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70代でも顔の脂肪注入を受けられる?

70代でも、健康に問題がなければ脂肪注入を受けることは可能です。ただし、麻酔や手術に耐えられる体力があるか、持病や服用中の薬が施術に影響しないかを考慮し、慎重に検討する必要があります。
また、肌の状態によっても脂肪注入が適しているか見極めることが大切です。まずは経験豊富な医師に相談し、健康状態や肌の状態を総合的に診てもらったうえで、脂肪注入を受けられるかどうかを確認しましょう。
70代で顔の脂肪注入に適している人

脂肪注入は、加齢による顔の変化に悩む70代の方にも適した施術です。ここでは、70代で顔の脂肪注入に適している方について紹介していきます。
頬や目元・ほうれい線などの凹みが目立つ人
脂肪注入は、加齢とともに顔の脂肪が減少し、頬のこけや目元のくぼみ、深いほうれい線が目立つようになった方に適しています。また、ヒアルロン酸注射では対応しきれない深い凹みや広範囲のボリューム改善にも効果が期待できます。
自然なハリを取り戻したい人
脂肪注入は、違和感の少ない自然な仕上がりを重視する方に向いています。自分の脂肪を使用するため仕上がりが不自然になりにくく、違和感のないふっくらとしたハリを取り戻すことができます。周囲に気づかれることなく、若返りを目指している方におすすめです。
70代で顔の脂肪注入に適していない人

70代で顔の脂肪注入の施術が難しい場合もあります。ここからは、70代で顔の脂肪注入に適していない方を紹介していきます。
たるみが極度に進行している人
顔全体のたるみが強く進行している場合、脂肪注入だけでは思うような改善が見込めないことがあります。その場合は、切開フェイスリフトや糸リフトなどの施術を併用したり、別の施術が適していると判断されたりする場合もあります。
摂取できる脂肪が少なすぎる人
脂肪を採取する部位に十分な脂肪がない場合、注入に必要な量を確保できず施術が難しくなることがあります。もともと極端に体脂肪が少ない方は、脂肪注入の施術が受けられない可能性があることを理解しておきましょう。
持病や疾患のある人
重度の糖尿病や心疾患などの重い持病や疾患がある方は、麻酔や施術中のリスクが高まることが考えられます。70代になると何かしら薬を服用しているケースが多く、服用中の薬によっては出血が止まりにくくなることもあるため、服用中の薬は正確に申告して医師と十分に話し合うことが重要です。
70代の顔の脂肪注入で期待できる効果

70代で脂肪注入を検討する際は、どのような効果を得られるのかをしっかり理解したうえで施術を受けることが大切です。ここでは、70代の顔の脂肪注入のおもな効果を4つ紹介します。
深いしわやくぼみの改善
70代になると、目元や頬・こめかみなどにくぼみが生じやすくなります。脂肪注入はこうした部位に直接ボリュームを加えられるため、肌の表面からでは改善が難しい深いシワやくぼみを内側から持ち上げてふっくらさせる効果が期待できます。
顔全体のボリュームアップ
脂肪注入は、部分的なボリューム補正はもちろん、顔全体のボリュームを回復させる効果があります。減少した脂肪をバランスよく補うことで、加齢による痩せたフェイスラインの印象を改善し、若々しい丸みのある顔立ちに近づけます。
自然な印象の若返り
自分の脂肪を使用するため、周りの組織になじみやすく、仕上がりが不自然になりにくいのが特徴です。触り心地も柔らかく、時間の経過とともにより自然になじんでいくため、周囲から見ても違和感のない若々しい顔立ちへと仕上がります。
半永久的な効果
定着した脂肪には半永久的な効果が期待できます。ただし、定着率には個人差があるため、術後すぐの状態と最終的な仕上がりに差が生じることがあります。施術前に、仕上がりイメージをしっかり確認したうえで施術を受けることが大切です。
70代の顔の脂肪注入のリスクと注意点

70代の顔の脂肪注入には、若年層にはないリスクと注意点がいくつか存在します。ここでは、70代の脂肪注入で起こりうるリスクと注意点について解説していきます。
ダウンタイムが長引く可能性がある
70代になると、若い頃と比べて傷の回復に時間がかかる傾向があります。脂肪注入では採取部位と注入部位の両方にダウンタイムが生じるため、これらが落ち着くまでの期間が若年層より長引くケースも少なくありません。余裕をもったスケジュールで計画を立てておくことをおすすめします。
定着率が若年層より低下することがある
脂肪が定着するには血流や細胞の代謝が必要不可欠です。しかし、70代では代謝や血流が衰えてくるため、若年層と比べて脂肪の定着率が低下することがあります。思うような仕上がりを得るために、複数回の施術が必要になるケースがあることも理解しておきましょう。
皮膚のたるみは改善されない
脂肪注入はボリュームを補う施術であるため、皮膚そのもののたるみを引き上げる効果はあまり期待できません。軽度のたるみであれば改善が見込める場合もありますが、たるみが強く進行している場合、脂肪注入だけで症状を改善することは難しくなります。
麻酔のリスクがある
70代であっても、麻酔下での施術をおこなうことは問題ありません。ただし、持病をお持ちの方や、麻酔への不安や疑問があるという方は、事前に医師に相談しておくと安心でしょう。
合併症のリスクがある
脂肪注入の術後には、まれにしこりや凹凸といった合併症が起こることがあります。70代に限ったことではありませんが、加齢により免疫機能や血流が落ちていると回復に時間がかかります。気になるしこりや凹凸が生じたという場合は、必ず医師の診察を受けるようにしてください。
70代脂肪注入のよくある質問

最後に、70代の顔の脂肪注入についてよくある質問に回答していきます。
顔の脂肪注入に年齢制限はありますか?
顔の脂肪注入に明確な年齢制限はありませんが、持病や健康状態によっては施術を受けられない可能性があります。また、服用中の薬がある場合は、事前に医師へ伝えたうえで施術が可能かどうか相談することが必要です。
一回の施術で十分な効果が出ますか
一回の施術で期待する効果を得られる場合も多くありますが、70代では脂肪が定着しにくいこともあるため、複数回の施術が必要になるケースもあります。希望する仕上がりに近づけるためには、カウンセリングで施術回数の目安をしっかり確認しておくことが大切です。
脂肪注入でたるみも改善できますか?
脂肪注入はボリュームを補う施術であるため、皮膚のたるみを直接引き上げる効果は期待しにくいです。軽度のたるみであれば改善が見込める場合もありますが、たるみが強く進行している場合は、ほかの施術との併用を検討することをおすすめします。
持病がある場合でも受けられますか
持病があっても施術が受けられる場合はありますが、病気の種類や重症度によって判断が分かれます。現在も治療を続けている重い持病や疾患がある方は、主治医や施術担当の医師に確認してから慎重に検討することが重要です。
費用はどのくらいかかりますか?
顔の脂肪注入は、注入する部位や量によって費用が異なります。一般的には1部位あたり数万円〜20万円、顔全体だと50万円〜80万円程度が目安になります。
まとめ

本記事では、70代の顔の脂肪注入について、効果やリスク、注意点について詳しく解説してきました。
健康状態が良好であれば、70代でも脂肪注入を受けることは十分可能です。特に、加齢による顔のボリュームダウンが気になる方にとっては悩みを改善できる効果的な施術だといえるでしょう。
ただし若年層と比べると、定着率の低下やダウンタイムの長期化、麻酔や合併症のリスクが高まる可能性があります。そのため、持病や健康状態について医師に正確に伝え、リスク面をしっかり理解したうえで施術を検討することが重要です。
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